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内部監査人が社労士試験の勉強をはじめるきっかけ

内部監査業務を始めて5年目、1人監査人になって3年目を迎えております。そんな人間が社労士試験に挑戦しようと思いました。

その理由は、キャリアを変えたいというわけではなく、現在の監査の仕事に関係があります。監査領域は専門性を深めていくと結構幅広いんです。その中でも少しは勝ててる場所と全く歯が立たない場所がある事に気づきます。若い頃は負けず嫌いで「全領域で勝つ」事しか考えていませんでしたが、今は少し違います。内部監査自体が”「知識、技能およびその他の能力」を、部門総体として備えているか、または備えるようにしなければならない。”とある為、何も1人で全能になる必要はないと考え方を切り替えました。IT統制なんかその道の人に追いつく為には、最低5回はJ-SOX繰り返さないといけない。残された年齢を考えたら無理です。会計領域も公認会計士出身の人と戦っても勝てるわけない。であるなら、まず各領域で偏差値51を目指す方法に切り替えました。その後、周りが手薄になっている領域を探り、そこを深堀していくと決めて今は労務管理の領域の監査に注力しようと思ったのがきっかけです。

私は、業務フロー図を書くのが異様に早いと特性の他には、これといって得意な領域があるわけでもありません。クレープの皮を広げるように薄く広くでカバーしています。ビジネス会計準1級でかろうじて経理の事は少しわかるけれど、財務報告分野は公認会計士出身者の方に勝てない。IT分野は、IT専門職の方に勝てない。ビジネス法務実務検定2級で下請法関連を何とかカバー。IPO検定標準で薄く広く。。どこが残っている?労務分野くらいか?でもJ-SOXで労務は全社統制領域だし。。。でも将来IPO目指す会社に転職するなら重宝されるかもしれないし。。。という完全によこしまな考え方で勉強を始めた次第です。ハラスメント、残業、男性育休等、昔とは整備されている状況も運用も大きく変わりつつある分野です。どんな風に自分を変えていけるか楽しもうと思います。

1人監査人の方に何の参考にもなりませんが、楽しく読んでいただけましたら幸いです。


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