みやざき100人のチェリストたち！とっても素敵なコンサートでした。

2024年1月29日 23:40

チェリストが100人も集まるコンサートだなんて、たまらなく楽しみでワクワクしながら行ってきました！
会場は1,800名を収容する宮崎市民文化ホール♪音の響きも綺麗で、宮崎らしい明るい天窓のエントランスが印象的です。自由席なので早速、１列目を確保して準備完了（笑）プログラムをゆっくり確認しながら開演を待ちました。

バッハのシャコンヌに、優しい風を感じて

第１部は、三戸正秀さん、山本裕康さん、高木慶太さん、水野優也さんのチェリストが演奏をスタート！
バッハのシャコンヌと言えばエクスプローチェの定番です😄メンバーが変わるとどうなるのか興味がつきませんでした。
　同じ曲のはずなのに印象が、ガラリと変わる…これがクラシック音楽の醍醐味かと聴き入ってました。
包み込むように優しい音は、心がスッと落ち着いてきて清々しい風がそよいでいるような情景が浮かんできます。
演奏する音楽家の「意図」で、こんなに違って響いてくるシャコンヌ。穏やかな気持ちと言ったらいいのか…例えるなら「祈り」のような純粋な心持ちになっていく感覚です。

ホッパーの演奏会用ポロネーズ！ヤバいくらいカッコいい

とにかく華やかなで洗練されたリズムにのみこまれそうです😍慶太さんのファーストチェロの凄まじいほどの美音は最高でした！キレッキレの低音に歌うような表現は磨きがかかり、とにかく楽しさがめっちゃ伝わってきます！これはヤバい！ほんとにチケット代1,000円で良かったのかと、後で思い返す始末。この感動を誰かと分かち合いたいと心の中で叫んでました😄言葉のない世界から届く慶太さんの「何か」はいつも素敵な瞬間を与えてくれます。ポロネーズはポーランドで生まれた民族舞曲だそうです。独特のリズムと旋律に生きる活力をもらいました。また、コンサートで聴きたい曲が増えちゃいました💖

山本裕康さんのチェロを生で初めて聴く

配信では、時々聴いている山本裕康さんのチェロ！実際にホールで聴くのは初めてでした。ステージに現れた山本さんの存在感…光ってました✨優れた教育者であり、京都市交響楽団の特別首席奏者というキャリアの持ち主。自然体でゆったりとした構えから繰り出されるその美しい音粒はかなり魅力的です。どんなに小さな音でもハッとするほど綺麗なんです！人目を引くという言葉がありますけど、音でも同じような事が起こるんですね！驚きました。

プロもアマチュアもひとつになる楽しさ

第2部からは、たくさんのチェリストさんたちの演奏です！
中央にはプロのチェリストの4人が、それぞれのセクションを牽引しながら演奏していきます。音があたたかくて、丁寧に一つひとつを大事に奏でている様子に感動しました。きっと、たくさん練習してこられたのでしょうね！その喜びが伝わってくるような音でした♪
　年代も違えば価値観も感性もこだわりも異なる人達が、チェロを通してひとつになる…あり得ないほど素敵な出来事です。小学生からなる100人のチェリストたちは、大きな塊になって音楽を奏でていました。貴重なコンサートを聴けた事に感謝です！みやざきチェロ協会の皆さま、ありがとうございます❤️

チェロ体験コーナーで知る！チェロのいろいろ

　演奏会ロビーでは、チェロの体験が出来るコーナーがありチャレンジしてきました！
まず、思ったよりチェロが重かったです😆ですが、弓はかなり軽くてびっくりしました。楽器を体でホールドするのが難かったのですが、弦に弓をあてながら手前に引くと音が出たっ💕めちゃめちゃ嬉しかったです！左手で持つネックの部分は意外と細く手触りも滑らか〜でも弦は硬くて張りが強めな感じでした。
指板（しばん）と呼ばれる黒い板と駒の間に弓を常に置かないといけないんですけど…これがズレるんです！
面白くて楽しい体験でした。