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ツアーファイナル「illumination」

最後のMC (ライブ映像より補足)

柳田周作
「僕らが音楽をする理由を
いつも考えているんですけど
どう考えても
どう転んだって
みんなのことが好きだからです(泣

日頃みんなからくるDMの中に、

何のために生きてるのか分からない
病気だからどう生きていいか分からない
という人がいます。

でも、その人たちは
神サイの音楽があるから生きていける
と言ってくれます。

最初は俺たち
かっこいい音楽をやりたくて始めたんですよ
全部自分たちのためだったんですけど

今となっては
僕たちが音楽をやる理由は
みんなのためです。

みんなが明日からまた
大変な日々に戻って、
転んで、転んで、
躓いて、躓いて、
もう立ち上がれなくなってしまったとしても、
僕らがそばにいて
そっと起こして上げられるような
小さなロックスター
みたいな存在でいたいです。

(イントロ始まる)

いつも支えてくれてありがとう!!!
大好きだぞ!!!!

ずっっと
この瞬間を待ち侘びて
作りました!!!
歌ってくれ!!!(号泣

(会場)
La〜La〜La〜La〜
La〜La〜La〜La〜
La〜La〜La〜La〜
La〜La〜La〜La〜

illumination!!!!

歌詞

眠らぬ街の片隅で
ネオンサイン囲まれ見上げた夜空
片手で指折り数えられるほどしか見えない
星屑が物語る
人混みの中に擬態してる僕を

見つけ出してよ
あの星のように
いつかは僕も輝けるかな


1番の歌詞を柳田は
過去の自分に歌っていると思った。

眠らぬ街、東京。
ネオンサイン、イルミネーションに囲まれてた時、夜空を見上げたら片手で数えられるくらいしかない少ない星たちが輝いて見えた。東京なのに。
それと同時に、自分は人混みの中に紛れていても誰にも気づかれない。
それほど今の僕には輝きがない。
ということに気がついてしまった。
あの星のように
いつかは僕も輝けたらな
誰か僕を見つけ出してくれるかな。

インディーズの頃に作ったこの曲。
柳田は、当時の自分を、今この会場に呼んで歌っている風に僕は見えた。
昔は輝けていなくて、誰にも見つけてもらえなかったけど、今はこんなにもたくさんの人に見つけてもらえた。
あの時作ったこの曲は間違ってなかったよ。と
あの時の自分に歌ってあげている
ように見えた。

2番の歌詞

君は知ってるかい?
ここから見える星座は
1万6千年前の姿だったなんて
遥遠く昔燃え尽きたとしても
また光を放って照らしていたんだ

僕らの唄が時代を超えて
どうか永久に響きますように

2番の歌詞は、
未来の自分に向けて歌っているように見えた。

君は知ってるかい?
あの星たちは遥昔に燃え尽きていたのに、
また光を放って今も僕らのことを照らしているんだ。
僕らの唄もどうか、時代を超えて、たくさんの人たちの胸に響いて、記憶に残り続けるますように。

(間奏)

La〜La〜La〜La〜
La〜La〜La〜La〜
La〜La〜La〜La〜
La〜La〜La〜La〜

柳田「シンギング!!!」

「会場のみんな」
La〜La〜La〜La〜
La〜La〜La〜La〜
La〜La〜La〜La〜
La〜La〜La〜La〜

ラスサビ

才能なんてさ
僕にはないけれど
歌うことだけが
全てだから
それしかない
それだけなんだ

ラスサビは今の自分に歌っていると思った。

才能なんてさ、僕にはないんだから。
歌うことだけが全てなんだ。
今この瞬間を死ぬ気で歌って
燃え尽きないと。
それしかないから。
それだけなんだ。

最後の歌詞 

くたびれた靴履いて
どこか遠くへ
誰も知らない町まで
星を見に行こう
あまりに綺麗でこぼれ落ちる涙に
気づかずに動けずに
立ち尽くしたまま
見上げていた


くたびれた靴履いてどこか遠くへ 
誰も知らない場所まで星を見に行こう
でも、今目の前にいるみんなの顔が
きらきら輝いている星のように見えて、
あまりに綺麗で、
涙がこぼれ落ちてしまった。
そんなことにも
気づかずに、動けずに、
立ち尽くしたまま、
見上げていた。

「illumination」
この曲の歌詞は
東京の夜空に数少なく、輝く、強い光を放つ、
あの星みたいに
いつかは僕もなりたいというメッセージが込められていると思う。
なら曲名を「star」にするはずだ。
だけど、曲名が「star」じゃない理由がある。

「star」
→星
→本物の光  

「illumination」
→イルミネーション
→人工的な光
→偽物の光

柳田周作はこう思っていると考えた。

自分はまだstar、
「本物」じゃない。
まだillumination、
「偽物」でしかない。
こんな「偽物」の自分でも
いつかは「本物」になりたい。

「夜間飛行」でもそうだ。
「I wanna be a Rockstar」

俺はロック「star」だ
じゃなくて
いつかロック「star」になりたい

いつか本物の光になりたい
いつか星になりたい

「あの星のように
いつかは僕も輝けるかな」

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