台本表紙に設定されているイラストについて

【前おき
 nijijourneyにて生成しました俗に言うAIイラストです。
 私はnijijourneyの有料会員ですので、規約上は私が商用利用権を所持しています。
 しかしながら、現状のAIイラストの是非及び法解釈には揺らぎがあり、こちらの使用を発端としてのトラブルが起きかねません。
 ですので、利用の際は私の解釈とmidjourneyの規約の二点を読み、熟考の上のご利用をお勧めします。

【簡易利用規約
脚本に関連する限り、フライヤーや動画など、ご自由に非商用利用して構いません。ですが、nijijourneyの規約上YouTubeへの使用は厳禁です。2次配布などもお控えください。

【権利について、nijijourneyの規約読み込み
 利用により合成元と思われる作品のクリエイター様からの訴えなどによって生じるいかなる紛争においても、nijijourneyは責任を負わないと記されていました。しかしながら、素材としての提供の拒否をクリエイターはmidjourneyに訴えることができ、その他権利に関する紛争処理はアメリカにて英語で執り行われます。

ーーAIイラストに対する吉谷の見解
【起こりかねない問題への対応姿勢
 これらのイラストはイラスト生成AI、にじジャーニーを用いて生成したのち、自身の手で加筆や加工を行なったものになります。
 にじジャーニー有料会員の規約に従い、このイラストを私は商用利用することが認められています。(2023/06/11)
 しかしながら、イラスト生成AIは新しく登場した技術であり、その可否についてさまざまな議論があることも重々承知しております。
 私個人はこう言った新技術に対し肯定的な立場をとっておりますが、一方でAI反対派のクリエイター様方が訴えておられます権利や心情も理解ができ、それに関しては慎重に考慮したいと思っております。
 ですので、このサイト内で掲載されておりますイラストがこちらの文章をお読みの方の作品に酷似していた場合、今一度yincha134⭐︎gmail.comまでご連絡くださいますと幸いです。
 強調しておきたい点は「クリエイター様ご本人からの訴えにのみ対応する」点です。
 第三者からの指摘にも目を通し、その侵害性の有無を考えますが、第三者からの「使用をやめろ!」と言った訴えには返信しません。
 これは、著作権紛争が第三者によっては起こされないという親告罪の性質故にこのような記述をしました。
 ですが、『このイラスト、これに似てない?』といった類の、参考画像つきのご忠告はぜひお気軽にお願いしたいです。
 既存作品に酷似しているものはいろんな方がご不快に思われる可能性が高いので、自身の目で確かめ、利用を考えます。
 また、ご本人様に関しましては、メールを見過ごす可能性がございますので、3日以内に返信がなければ再度のご連絡頂戴したく存じます。
 同一の作品としか思えないもの(シルエット•色・構図、その他様々な要素が一致しているもの)に関してはすぐさま利用を差し控えます。
 ただし、その他一要素のみの疑念でありました場合、対応しない可能性が高いです。現行法を鑑みた場合、たとえAIを用いずとも数要素のみの一致は模倣および侵害とは見做されないからです。

 もし問題が発生した際には、大切な作品やその背景を傷つけてしまったことに対し深い謝罪の意を覚えますとともに、迅速な解決を心がけます。
 慎重な対話による解決を望みますが、失礼な言動や人格攻撃を受けた際には当然ながら誹謗中傷、名誉毀損として然るべき手順により自身の権利を主張します。
 スラップ訴訟に対しては当然ながら反訴を検討します。
 お互いに尊敬と理解のある態度で会話を進めることができればできる限り他クリエイター様方の望む判断をしたいと思っています。
 よろしくお願いします。



ーーーもう少し詳しく
ーなぜ吉谷はAIイラスト肯定派なのか?

 結論から申し上げれば、AIイラストの締め出しは不可能である以上、共存を考え有用なルールづくりをした方が両者にとって利益があると考えるからです。

 文化庁の見解も参照するとよりわかりやすいです。

 まず、画像生成AIそれ自体が悪質だとは思っていません。
 『他人の作品を吸い取って生成している!作品の無断利用だ!』と言われればその通りですが、そもそも我々の思考や作品は全て今まで見聞きしたもののキメラだと考えています。
 『生成』は他人の絵の切り貼りという単純な過程によるものではなく、パターンを学習したそれなりに複雑なものだとの知見を目にしましたので、やはり我々が思考し生み出す過程と近いものをAIはすでに持っているのではないかと現時点では思っています。が、あくまで個人的な感想です。
(AI生成がコラージュに過ぎないのか、それとも思考と言えるレベルまで達しているのか、まだ勉強中です。)

 AIは、作業時間を縮め大量生産を可能にしてしまうアンプのようなもので、AIそれ自体に悪質さはなく、問題すべきは利用者の態度及び利用によって生じる公共害だとの考えです。

 公共害についてもう少し具体的に、AIを利用したイラストの公表や配布が問題となるのはどのような時か、と言われれば、「そのAIによる大量生産によって作家さんたちの利益が損なわれてしまう場合」が主な問題になるのではないでしょうか。『〇〇先生風データベース』などの問題点はどちらかといえば著作権侵害ではなく、名前の持つ経済価値の無断利用なのかと感じています。
 今までも特定のイラストレーターさんに非常によく似たスタイルで絵を描く方というのは多くいらっしゃいましたが、彼らに対して画風の模倣だけで法的な制裁が加わったことはありません(社会的な制裁はあったかと思います)。 

 模倣はオリジナルを決して超えられませんし、昔の画家たちも流行りの作風に乗っかって同じような画風の絵を描いていますから、絵柄の模倣自体にあまり違和感は覚えていません。

 ですが、可能であるなら素材として用いられた作家さん方に収益が還元されるようなものが主流になれば嬉しいなと感じています。
 その背景として、AIイラストを完全に禁止するのは不可能で、どれだけ頑張っても消えないと思う一方、法での締め出しができないから何をしてもいいといったあまりにも倫理観の欠けた使用が広まっても悲しいという想いがあります。
 各個人の利益の保護の釣り合いが取れる妥協点を見出すのが今後の課題なのでしょうか。

 私自身絵を描きますが、私の絵と似たものがどれほど世に放たれようが一向に構いませんし、諦めています。
 AIとプライバシーの問題についても同様です。社会の発展のために我々のプライバシーに関する権利や情報はAIに吸収され無断で我々への還元なく利用されています。しかしそれに対して異議を唱えるのは無謀です。であれば、将来に向けて新しい技術との共存を考えた方が有益である、と私は考えました。
 ですので私はAIイラスト肯定派です。
(2023/06/28追記)
(2024/01/23 文体を整える程度の修正)


 こちらはあくまで個人の理解と態度をまとめたものに過ぎません。他の方々の態度に対し異を唱えるものではございませんので、こちらの引用してのAIを肯定すべきだとの論調の展開やAI規制の言論根拠にすることを固く禁じます。
 当該行為が確認された場合には使用料を請求します。

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