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クィーン札幌公演

 金曜は、月~木曜に含まれないテーマを書きます。今回は、令和6年2月10日(月)に札幌ドームで行われた、クィーン+アダム・ランバートの札幌公演について書きます。


実は…


 私の妻はクィーンの大ファンで、結婚して以来25年余り、毎日の様にクィーンの曲を聴かされてきました。その洗脳(?)の結果、私もクィーンが好きになり、今回、札幌公演に行く事となった訳です。
 そうそう…この札幌公演の情報を最初に発見したのは、実は私です。コープ札幌のイベント関連チラシを見ている時に発見し、妻に教えたら、「何ソレ?! 知らなかった!!」と言って情報を探し始めたのです。そして、直ぐに予約をしたのでした。

最初に悪い点に関する話


 最後に悪い点を書くと、札幌公演にケチがつく感じがします。だから、今回の札幌公演の悪い点は、最初にまとめて書いてしまいます。
 札幌ドーム事務局なのか、キョードー札幌さんなのか知りませんが、運営は今イチ…いや、今サンくらいでした。例えば、購入した席へ行くには、どこの入口から入れば良いのか…事前の連絡は何もありません。札幌ドーム入口の前で人々が長蛇の列を作ってから、やっと指示を出す有様です。しかも、マイクを使わずに指示を出しているので、近くにいる人にしかアナウンスが聞こえません。
 グッズ販売の場所も案内が見当たりませんでしたし、アリーナ席は狭くて前後左右の方にぶつかりそうでしたし、分散退場の指示も徹底されていませんでした。周囲の方々から、「名古屋公演でも大阪公演でも、こんなに運営は酷くなかったよ」とか、「せっかくのコンサートの余韻が台無しだわ」など、運営を批判する声が幾つも聞こえていました。
 以上、悪い話は終わり。この後は良かった話です。

生演奏に感涙


 まず、何と言っても「ブライアン・メイとロジャー・テイラーの生演奏を見る事が出来た」でしょう。2人とも、もう70歳以上の…失礼ですが「お爺さん」です。その2人が、バリバリのロックを演奏しているのです。これが感動しなくて、何なのでしょう。
 特に感激したのは、ロジャーのドラム・ソロです。最初に、若かりしロジャーがティンパニーで組んだドラムセットを叩きまくる映像が流れ、観客が「うぉー!」と歓声を上げました。すると、カメラが今のロジャーに切り替わり、ロジャーがドラム・ソロを始めたのです。70歳を越えているとは思えない早さとリズムで、1分以上は叩いていたと思います。もう、涙が出そうなくらい感激でした。
 ブライアンのギターも最高でした。例の愛用のギターを使い、華麗なテクニックを惜しげもなく披露してくれます。途中でアコースティック・ギターの演奏もしてくれて、もう私は大満足でした。
 予想していたより良かったのが、アダム・ランバートのヴォーカルです。フレディ・マーキュリーとは全然違いますが、非常に聴きやすい歌声でしたし、パフォーマーとしての姿も良かったです。難点があるとしたら、フレディよりセクシー過ぎる事でしょうか。笑

皆で熱唱して会場一体


 観客を巻き込んでの場面が多かった事も、素晴らしかった点です。
 ちょうど中盤の頃、ブライアンのアコースティック・ギターで「LOVE OF MY LIFE」「Teo Torriatte(手をとりあって)」の2曲を演奏したのですが、客席に向かって一緒に歌うよう合図がありました。映画「ボヘミアン・ラプソディ」の再現みたいな感じでしたが、リオデジャネイロの客ほどには熱唱できませんでした(ちょっと悔しい…)。それでも、会場全体で一体になった感じがして、素晴らしい体験でした。
 そしてアンコール。「WE WILL ROCK YOU」「RADIO GA GA」「WE ARE THE CHAMPIONS」の3曲を畳み掛ける様に演奏しましたが、当然の様に、私たちもサビの部分で歌ったり踊ったり…。私も、「WE WILL ROCK YOU」では拳をバンバン突き上げましたし、「RADIO GA GA」では両手を挙げて手拍子をし、「WE ARE THE CHAMPIONS」では喉がかれるくらい熱唱しました。いや~、めっちゃストレス発散です。

その他いろいろ


 因みに、アンコールになる前、本ステージのラスト少し前に「DON'T STOP ME NOW」「THE SHOW MUST GO ON」の2曲が…映画「ボヘミアン・ラプソディ」のラストと重なります。そう考えると、アンコールの後半2曲「RADIO GA GA」「WE ARE THE CHAMPIONS」も、映画でのライブエイド場面の再現と言えなくもない。なかなかニクい構成です。
 そう言えば、途中何回か、静かな曲の時にケータイのライト機能を使って、「ペンライト」をしている方々がいました。まるで、ドームの中に星が輝いている様で、実にロマンチック! 還暦近いおじさんには、全く思い付かないテクニックです。
 私にとっては、高校生の頃にYMOのコンサートへ行って以来、40年以上ぶりのロックのライブ。満足度100%でした。ぃやっふぅ!


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