葬儀からの学び~②散骨

 金曜は、月~木曜に入らないテーマで書いています。今回も前回(R5.12.8)から、お葬式を経験して学んだ事を書いています。
 前回書いた通り、納骨には金銭的負担や後々の手間があります。そこで、選択肢として浮上するのが散骨です。
 調べてみると、海洋散骨をする会社は私の住む札幌市近郊に2~3社ありました。会社によって差はありますが、高くて20~30万円、安くしようと思ったら5~10万円で収まります。私営の共同納骨を行った場合、高いと50~60万円、安くても30~40万円かかるので、金額的にかなり安く済みます。
 また、海洋散骨の場合、お墓などが無いため維持費がかかりません。永代供養の費用も不要ですから、自分が死んだ時の事を考えると私は、かなり海洋散骨に気持ちが傾いています。
 こうなると後は、気持ち的な要素の問題でしょう。海洋散骨の壁となりそうな考え方としては、「お骨が海洋生物の餌になりそうで嫌」とか「海流に乗って、どこまで流されるか分からない」、「暗く冷たい海の底は寂しそう(恐そう)」、「海で亡くなった人の霊が取り憑きそう」などでしょうか。
 でも、これらは考え方一つで幾らでも変えられます。「海洋生物の餌となる事で自分の命が次に繋がる」とか「七つの海を自由に旅する事ができる」、「涼しい場所で、ゆっくり休める」、「死んだ後も友達が沢山できそう」…私だったら、こんな風に考えます。
 「海は全て繋がっているから、どこの海であっても、その近くを通ったついでにお参りしてくれればイイよ」とも、私は考えています。この考え方だと、残された子孫に掛ける負担も少なく出来ます。
 令和5年9月25日に聞いたVoicy「それでも地球は回ってる! #984お墓の話  知らないことだらけ」で、パーソナリティの大西徳昭さんが、「生きている人が幸せになる事が大切だと思う」と仰っていました。それに適合しそうな海洋散骨は、今後、人気が高くなってきそうな予感がします。
 ちなみに、山に散骨する事も出来るようですが、私の住む札幌では1社しか無さそうです。金額的には、海洋散骨と似たような感じでした。「緑の多い場所で、自然と一体となって永遠の眠りにつきたい」という方には、オススメかもしれません。
 …と言う事で、今回は終了です。次回、令和5年12月18日(月)の記事も宜しく御願いします。

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