【レポ】はじめてのサークル参加
はじめてのサークル参加(よく考えたらサークル参加は初めてではない。同人誌の発行である)を果たしたので、その感想をここに記す。
作業工程
〈日程〉
8月8日 サークル参加申し込み✔️
~ 夏を満喫🤔
8月28日 プロット✔️
9月5日 ネーム✔️
9月12日 2、3日に分けてアンナチュラル履修🤯
9月15日 線画・ベタ✔️
9月16日 トーン・写植✔️
9月17日 表紙・発注✔️
9月18日 入稿✔️
〈作業内容〉
・プロット
OneNoteを使用。戯曲みたいな形式で描きたいシーンを文章に起こした。大体このシーンからこのシーンまでが1ページ、とアタリをつけた(台割というらしいです)。
ぼんやり描きたいものはあったとはいえ、方向性が決まったのは作画に入ってからだったような気もする。本文終わってから台詞変えたりもしたし。ギリギリの日程を組んだので、ページ数がどうしても限られていて、話をまとめるのに苦労した。
・ネーム
クリスタで。かなり雑だったため、ネーム→線画までに下書きを3行程くらい挟む羽目になった。
線画の際に結構コマ割りや画面を変えた。難産だった。
・線画
人物…ひもだ丸ペン、うにゃペン、ざらつきペンを調整したペン
背景…うにゃペン
クリスタの定規が便利すぎる。割とたのしかった。背景の描き方を真面目に勉強したい(いつも言っている)。
・ベタ
辛かった。
・トーン/効果
楽しかった。ベタの加工が気に入った。日頃からブラシや素材の整理をしておくべきだと痛感。またよく使う影のトーンやカケアミなどのレイヤーマスクを画像素材として登録しておけばよかった。
・表紙
厚塗り風。もっと時間をかけたかった。スケジュールに余裕がある場合は、本文に取りかかる前に仕上げておくといいのかもしれない(後日フォロワーさんから表紙は本文に取りかかる前に、写植はネームが完成した時点で済ませてしまうのがいいとのアドバイスをもらった。次はそうします)。
・装丁
一番やっすいプランにした。いつかブリブリの装丁の本を出してみたいな。
入稿
いちおう早割入稿を目標にスケジュールをたてていたけど、当然のように通常入稿になった。本文データと表紙(表1~表4)データ、仕様書(本文と表紙)、出力見本等、提出するものが意外と多く、わたわたした。
通常入稿の締切は水曜日で、火曜日の夜にデータを送った。翌日、案の定というべきか不備が見つかり(印刷会社の方、本当にごめんなさい)、職場で原稿データを修正した。未来を予測してiPadを持参してきて正解だった。
設営備品
〈持っていったもの〉
・布
・ブックスタンド
・テーブルフック
・ポスタースタンド
・値札
・カルトン(チョコレートの箱の蓋で代用)
・コインケース
・セロハンテープ
・ハサミ
・カッター
・黒マジックペン
・ボールペン
・メモ帳
・レジャーシート
〈あるとよかったもの〉
・付箋
・差し入れ
・ポスタースタンド(今回自作)
当日の感想
友人のスペースの手伝いで2回サークル参加させてもらったおかげで、特に「これが足りなくて困った!」というものはなく、比較的スムーズに(頒布物が1種類しかなかったのもあるが)設営を完了することができた。コピー本の原稿をホチキスで中綴じしながら開場のアナウンスを聞いていた前回のことを考えると、非常に余裕のある設営準備だったといえる。
にも関わらず、納品部数や釣銭の額を確認しておかなかったのは愚かとしか言いようがない。あんなに家計簿をつけるのが好きなのに……もう少しで収支計算ができなくなるところだった。
更に言えば、自分と売り子をしてくれた友人の分の新刊をよけておくのも忘れた。開場前に羞恥心と戦いながらペラペラッとめくったのが、私が己の新刊に触った最後の瞬間になったのである。悲しすぎ。アホすぎ。
開場直後、そんな大ミスをしでかしているとはつゆ知らず、開場の拍手が終わるやいなや、売り子の友人に全てを任せて自分のスペースを後にした。イベント後、そのまま友人に泊まってもらう予定だったので、前日は自室の片付けに明け暮れていた私である。様々なジャンルの島を縫うように歩きながら、その場で慌ててサークルチェックをした。
11時前、東6ホールで迷子になっていた私は、友人から完売の連絡が来ていたことに気づく。うそーんと思いながら自分のスペースへ戻り、「私と〇〇ちゃんの分は……!?」「全部売っちゃった……」(※誰がどう見てもサークル主のミス。泥水を啜ろう)ちゃんちゃん。部数の設定……難しいねッ……! という教訓と、喜びとも悲しみともつかない感情を抱え、買い物に戻った。あらかた欲しい同人誌を手に入れた後は、頒布するものもないスペースに呆然と座っていた。
開場後のドタバタが落ち着いた頃、Twitterのフォロワーさんにご挨拶するチャンスを得た。差し入れまでいただいてしまって、何も用意してこなかったことをほとほと後悔した。友人が売り子として参加してくれたので、全く知り合いがいないというわけではなかったが、同じジャンルの作家さんで面識のある方はあんまりいらっしゃらなかったので、このイベントで直接お話しすることができて本当によかったと思う。「秒で完売しちゃって部数設定ミスったな~と思ったんですけど、◯◯さんは今日のイベント頒布分、何部くらい搬入されました……?」みたいな割とデリケートな相談もさせていただいたのだが、そんな質問にも快く答えてくださった。ご自身の見解や経験なども聞かせてもらって、感謝しきりだった。ありがとうございます。
13時前にスペースを片付けて撤退した。ビッグサイト内にあるクソデカスタバで簡易アフターと洒落込む。都会の駅構内のちっちぇえちっちぇえスタバに慣れていたので、席数の多さに顎が外れそうになった。
ビッグサイトを発った後は、売り子をしてくれた友人がそのまま泊まりに来てくれて、十数年ぶりに自宅でパジャマパーティーをした。あまりにも楽しすぎる非日常的なイベントが立て続けに起こって、日常に戻るのが辛いくらいだった。
イベント、また出ます!
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