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【レポ】ディズニーシー初見ちゅの感想

 画像は凄腕カメラんちゅの友人によるもの。ぱぺに命が吹き込まれる瞬間を目の当たりにしました。
 先日生まれて初めてディズニーシーに行き、とても楽しかったので感想を書き記しておこうと思っていたのだが、うっかりコロナに感染し、それどころではなくなってしまった。2020年、コロナ禍の到来とともに大学生活が始まり、以来PCR検査でも抗原検査でもコロナ陰性を叩き出してきたのが私のささやかな誇りであった。しかしながら、大学生活最後の春休みも半ばを過ぎた頃、とうとう不名誉な実績が解除される日が来てしまったのである。誠に遺憾ではあるが、卒論と期末試験の期間に被らなくて幸運だったと思うことにする。同居の家族も発症しなくて本当によかった。看病ありがとうございます。一時は高熱のあまりタンパク質が固まって死んじゃうかと思ったが、ようやく文章でも書いたろうかなという元気が出てきた。滅多に体調を崩さないため、心身ともに健康であることのありがたさを痛感しました。
 シーは今回が初めてだったが、ディズニーランドには短い人生の中でなんと2回も行ったことがある。初めてのランドは5歳の頃、母と2人で行った。保育園を休んで母と2人で遊びに行くという非日常イベントがめちゃくちゃ嬉しかったことを覚えている。2回目は中学校の卒業記念に友人と行った。今回、7年ぶりに舞浜を訪れ「京葉線、遠すぎワロタ」と素直に驚いたのだが、当時はよくもまあ子供だけで行ったものだ。スペースマウンテンでめちゃくちゃ酔った記憶と、スプラッシュマウンテンが楽しかった記憶がある。
 さて、初めてのディズニーシーには大学の友人と一緒に行った。2人とも私とは異なり、シーもランドも噛み分けた百戦錬磨の猛者たちである。アトラクションのコンセプトから、パーク内の地理から、何から何まであらゆる知識に精通し、アワアワする初見ちゅを優しく導いてくれた友人たちであった。感謝。
 2月某日、冷たい霧雨の降る中舞浜駅に降り立った我々は、ディズニーリゾートラインとやらに乗り換えた。ディズニーって電車走ってるんだ、すごい。敷地内の駐車場? にキャストさん? が三角コーンでミッキーの顔を作ってくれたのが見えた。恐るべしホスピタリティである。
 開門を待ちながら並ぶこと数十分、7年ぶりに夢の国に足を踏み入れた。全員朝食を諦めて家を出ており、ガチ空腹だったので、イタリアンっぽいレストランで朝ごはんを頂いた。

ミートボールパスタ🍝

 朝食後は土産物を冷やかしつつ、リトルグリーンまんのキーホルダーをおそろっちで買った。カワョ

カミサマ……

 実物も食べたかったが今回はご縁がなかったので、7年後とかに食べてみたいね。友達がリトルグリーンメンの物真似してくれて可愛かった。UFOキャッチャーのアームを神様として心棒しているそうな。
 正午前にハーバーショーを見た。ディズニーシーって……パークの中に……池っていうか湖っていうか水があるのね!(だから、シー……なのカモ🦆)立派な船が出現してびっくり。冷たい雨の中、カッパを着て我々のために全力でパフォーマンスを行うミッキーたちの姿に胸を打たれ、ちょっと泣いちゃった。ありがとう……。

NA-NA-NA-NA-NA-NA-色……

 ショーの後は噂のソアリンに乗った。友人たちから強くおすすめされていたこともあり、楽しみにしていたアトラクションである。女性の肖像画がドドンと飾られた部屋に通されて、天井からスクリーンが降りてきて説明が始まるのかしら……と思っていたら、鳥の影と女性が動き始めたもんだから驚いた。ハリー・ポッターの世界じゃん。静止した状態で既に美しいのに、そこに高度な技術が合わさってとんでもねー体験が生まれている。自分、舐めてました。これが、ソアリン……🫨
 コンセプトもすごくいいなと思った。オタクは人類の歩みや夢みたいなものがだいすこなので。 いざ搭乗の時間である。端の席になってしまったが、友人たちが「初めて乗る人が、真ん中に寄りな……!」と気を回してくれたおかげでめちゃくちゃ没入できました。ありがとう……😭🙏 私の貧相な語彙ではとても形容できない、夢のような時間を過ごせた。楽しく、美しく、恐ろしいほど綺麗な空の旅でした。ラスト、東京に帰ってきた時は泣いちゃったね。

長〜い

 みたらしチュロス。ウマ! 時系列が怪しいが、おそらくソアリンとヌン茶の間でインディ・ジョーンズに乗っている。こちらも友人がファストパス的なやつを取ってくれたおかげで、ほぼ並ばずに済んだ。ありがたし……🙏 怖くないよって言われたけど……そこそこ、怖いぢゃん⁉️😭 後日、弊推しことバーチャルYouTuberのエナー・アールウェットさんも来日の際にインディに乗っていたことを知り、聖地巡礼じゃん……となった。
 暗くてめちゃくちゃ揺れて怖かったです。冷静に若さの泉(?)を探してキョロキョロしていた友人も怖かったです。隣でずっと「ハッハッハッハッハ……」と綺麗な笑い声をあげていた友人も怖かったです。魔宮の亡霊かと思ったわ。「ここは観光客の来るところじゃねえ!」と怒られた時は、「ごめんね……!」と心の中で叫んだ。後1分長かったら酔ってたゼ……🥶
 インディの後は、なんやかんや歩いたり食べたりした挙句、予約していたレストラン櫻のヌン茶に行った気がする。従業員の方の制服とか内装がめちゃキャワでテンションが上がった。

ヌン

 ヌン茶、四季をイメージしたお膳(お膳?)だそうな。可愛くて美味しかった! フィッシュバーガーが一番好きだった。紫蘇ときんぴら、意外とバーガーに合うゾ〜。
 時間制限があるのかなと勝手に思っていたが、退店を促されることはなかった。女3人、ヌン茶、話が尽きるはずもなく……ず〜っと人生の話してた。多分あの瞬間は、みんなディズニーにいるの忘れていたと思う。気分はゼミの後のファミレスかコメダ。 
 お腹も精神も満たされた後、お土産購入タイムに突入。何を隠そう、今回のチケットは親戚から頂いたものなので、親戚へのお土産と友人へのお土産を買った。可愛いカンカンがいっぱいで目映しちゃうネ。余談ですが、わたくしのお土産・プレゼントを選ぶセンスはおばあちゃんに近いです。
 お土産の後は写真をいっぱい撮った(当社比)! ペットボトルにスマホを立て掛ければ、自撮り棒も人間も要らないということを私たちは学んだ。USJみたいな地球儀や、ウォルト・ディズニー氏とミッキーマウス先輩のツーショ像と写真を撮り、青春の1ページをスマホに納めました。遺影の更新だね。

私の友達、写真撮るの、うますぎ⁉️😭

 日が沈む頃、レイジングスピリッツの待ち時間が少ねえ! ということでレイジングスピリッツに乗った。この日初めての行列である。とはいえ80分程度だったので、多分短い方なんだろうな。
 同アトラクションは2人がけであり、ミジンコよりも肝っ玉の小さい私は当然「1人……無理ンゴ……😭」となったので、友人の片方が「あーしは……ニチャニチャシングルライダーさせてもらいますわ😁」と申し出てくれた。バーサーカーは、強いね……。 
 雨に加え、夕刻に近づいて気温も下がり、その上立ちっぱなしで途中からかなりトイレが近くなっていた。そのため「酔ってゲボ吐いたらどうしよう……」という不安に「衝撃でちびったらどうしよう……」と言う不安が加わり、上からも下からも漏らすかもしれない恐怖を抱えていた。哀れよの。まあ本当に無理だと思ったら直前で「怖いので乗るのやめます!!!」て言うつもりでした。 
 乗車(乗車?)した時には完全に日が落ちていたため、上から見下ろす夜景がすごく綺麗だった。私に理性がなかったら写真を撮っていた。心のカメラでしっかり撮影しました。 
 この世には2種類の人間がいる。足元を起点に360度回転したことのある人間と、そうでない人間だ。起点の使い方あってますか? 絶叫は……絶叫したら意外と酔わなかったね……酔いやすい方は絶叫するといいかもしれません。怖くなったら「死ぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」と叫ぼう! 
 360度回転した後はナイトクルーズと洒落込む。ディズニーシー、水路もあるのかよッッ……乗り込む際に「(景色の見えやすい)端の席じゃなくて大丈夫?」と聞いたら「30回は乗ってっから(大丈夫)!」と答える友人の風格に圧倒された。アンタ、20年余りの人生でどうしたら30回も乗れるのよッ……乗れないことはないか……🤔
 夜の船もいいもんだね🎶(昼間乗ったことないけど)この日は雨だったから、明るい時間に乗るよりも景色が楽しかったかもしれない。写真も少し撮ったけど、今だけはカメラのレンズを通さずに、自分の目で心に留めておきたいなあと思った。少しは撮ったんだけど。

きれいだね

 終着点(終着点?)に着く頃、また午前の湖っぽいところでショーが始まったので、我々も見に行った。夜のショーは流石に人が多くて、間近では見られなかったけど、建物や山に投影される映像を眺めたり、歴代デュエットのマッシュアップメドレーみたいな音楽を楽しんだりすることができた。
 ショーの後にタートル・トークを聞きに(?)行ったはず。多分。今回はクジラ語のレクチャーを受けたが、友人によると他の言語になることもあるらしい。くぅ↓じぃ→らぁ↑さぁ↓〜〜〜〜ん……🐢 
 タートル・トーク、クラッシュの話術が素晴らしかった。あのコミュニケーションスキルの5兆分の1でもあったらな。私も都合が悪くなったら咄嗟に「お前たち、最高だぜ!」と叫んで、「ウオー!」で全部うやむやにしたい。 
 クラッシュとお話しした後は夕食のパンを求めてベーカリーへ走った。そう、我々の1日はまだ終わらない。なぜなら近場のホテルを予約していたからである。ティラミスドーナツとフォカッチャサンドとマイクのメロンパンを購入し、天候に配慮して厳重に梱包したのち、花火を背中に駅へと向かう。さよなら、ディズニー……楽しかったぜ。友人の言に従い、カチューシャは舞浜駅に着いたくらいで外しました。

おいしかったねぇ

 かくして私の初めてのディズニーシー体験は幕を閉じる。少し前まで大阪にもディズニーランドがあるんじゃないかとうっすら思っていたほど、テーマパークとしてのディズニーとは縁遠い人生を送ってきた。1国の中にディズニーランドが2個あることってあるのかな。アメリカとかどうですか? 今回、ディズニーシーを訪れて強く感じたのは、人を楽しませたり喜ばせたりするのって……スゴイ! ということだ。ショーを見た時、アトラクションに乗った時、見送ってもらった時、アフタヌーンティーセットの説明をしてもらった時、お土産を購入した時……照れながら手を振りかえしたり、クラッシュとコーレス(コーレス?)をしたり、夢の国の雰囲気に浸っていくうちに、幼い子供に戻ったような、嬉しくて懐かしくて寂しい気持ちになった。ディズニーのようなテーマパークは、農業や工業のように、生きるために絶対に必要であるとは言えない。しかし、今回私が味わった感動は、ディズニーでしか体験できないものだろう。 
 重要なのは場所だけではないと思う。人生におけるタイミング、何より一緒に行ってくれた人たちこそが、私の初めて過ごしたディズニーシーでの1日を忘れられないものにしてくれた。愛してるぜ、友人達(ともんちゅら)……💋 
 ホテル女子会編へ続く。(続かないけど、雨で寒くていっぱい歩いた後の風呂とデッケエベッドは格別だってこと、改めて実感したぜ……) 
 友達が電気消した後マジで即寝してて面白かったです。気絶、してる……😰
 大浴場/温泉は1泊につき2回以上利用しろが座右の銘であるため、頑張って早起きして朝風呂をキメた。デカい風呂はいいね。デカい風呂は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。 
 他人を起こすのが趣味なので、僭越ながら寝ている友人達を起こさせてもらったのだが、「マジで目ェ覚めなかった。もう朝?」と申しており、ヤダ、この子達……寝つき、良すぎ⁉️ になった。 
 朝ごはんはビュッフェです! ウマ!

うまうまい!

 個人情報がアレでアレするため詳しくは書けないが、チェックアウト後はショッピングモールを練り歩いたり、映画を観たり、地下通路を歩いたりしました。紅だァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!! 
 後日、朝4時までノラガミを読んでコロナを発症し、貴重な春休みの多くをベッドで費やすことになるのはまた別の話……🤫

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