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魑魅魍魎(ちみもうりょう)

「ちみもうりょう」、大変難しい漢字の羅列。しかもすべてが鬼へんの漢字。

三省堂 新明解四字熟語辞典によれば人に害を与える化け物の総称。また、私欲のために悪だくみをする者のたとえ。▽「魑魅」は山林の気から生じる山の化け物。「魍魎」は山川の気から生じる水の化け物』

私はここでドンピシャだ!と思ったことはこの辞典二つ目の例。私欲のために悪だくみをする者のたとえ。
不動産業の世界では今なお健在する「地上げ」、驚きました。
元来の発想は1923年(大正12年)の関東大震災で、焼失区域に道路、公園を整備するため、元々の所有権者が土地の1割を無償提供するという案がつくられ、地元から反対を受けたが、最終的に帝国議会が法案を可決し、実施する運びとなる土地区画整理事業が契機となり全国的に広まった戦災復興都市計画である。これがどこでどのように間違ったか・・・?高度成長期からバブル期に移行するころには「個人施行の土地区画整理事業」と称し、地上げが横行し始めた。
私もその時代をいやほど体験し苦慮したものでした。当時はちょっとした主要路線にロードサイド店。いわゆるロイヤルホスト等のファミリーレストランからボウリング場、プールバー、パチンコ店などの遊技施設の建設ラッシュでした。スーパーゼネコンから地元の中堅ゼネコンまでが競うように用地買収に躍起。
幹線道路に面した古い商店街や住宅街に目を向け、はじめはお金をちらつかせ立ち退き要求、それでも耳を傾けない地権者には嫌がれせ行為が始まる。
当時の大阪、神戸、京都あたりでは・・・、表現がしずらいが皆さんがペットとして飼われる動物の無惨な死体を玄関先に放置されたり、明らかに人の汚物と思われるものを玄関先にまき散らされたりと、それそれは凄まじい光景だった。

いまだにある都心での地上げの実態。「NHK首都圏ナビ」からのリポート
追跡 東京都内で密かに進む“令和の地上げ” その実態は

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