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まほろばの朱(あかり)生育記録(6)【雨にも風にも🌀炭疽病にも負けず…】

こんにちは『吉田農園まほら』の眞崎です。雲仙国見の苺『まほろばの朱(あかり)🍓』ができるまでの生育を記録しています。
9月下旬には昨年からずっと育ててきた苺苗を畑に移植しました。夏場の育苗期には最大のハードルと言える【炭疽病の発生】が顕著になり、多くの苺農家さんがこの病気に頭を悩まされますが、そのハードルを超えてきた苺苗をいよいよ本圃に移植すると、ようやく一段落を迎えた気持ちになります。

◼️炭疽病について
炭疽病は炭疽菌という糸状菌に侵される病気で、夜温が25℃を超す高温多湿期に発生しやすく、発症すると枯死するだけでなく、周辺に病菌を移染させて下手をすると全滅してしまうくらい苺にとっては恐ろしい病気です。
『まほろばの朱(あかり)』🍓の採用品種である《おいCベリー》は、この炭疽病や萎黄病に対しての病気耐性を持っておらず、他の品種に比べ毎年発生確率が高く生産者泣かせの品種でもあります。
『吉田農園まほら』では炭疽病予防のための予防的な防除と早期発見撤去に努めており、夏場の時期はよりナーバスになって育苗を見守ってきました。

苺苗定植直後の様子


太陽熱養生処理が終わった畑に堆肥と肥料を撒き、耕耘機(トラクター🚜)で耕し、畝立て機で畝(ウネ)を立てて、ようやく苺苗を畑に定植しています。
『まほろばの朱』は微生物🦠の力を重視した栽培に力を入れていますので、今年は特に【培養した光合成細菌】やお酢の投入の他、有機質由来の肥料を多く使用するなどこだわりを持って育てています。
苗の様子も順調にいっており、今年は良い果実が成る予感がしています。
大雨にも台風にも炭疽病にも負けず、試練を乗り切ってきた苺🍓の収穫が楽しみになる今日この頃です。

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