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スマート農業に抗いたい❶【経験と勘を大切に】

こんにちは『吉田農園まほら』の眞崎です。今回はスマート農業に抗いたい!と題して、農業界を激変させるであろう農業のスマート化について一家言をスマートに?述べたいと思います。

スマート農業とは、人手や熟練者のみに頼らない農業のことで、ドローンを使っての施肥(せひ)や農薬を散布したり、GPSを使ってトラクターを自動運転させたり、センシング技術で圃場環境を整えたりして、農業を効率化していくことをいいます。もちろんデータ化やデジタル化もスマート化になるんですが、ここでのスマート化はハード面の話しと捉えていただければと思います。

今回はスマート農業に抗いたい!という記事で、これは例えて言うとホリエモンが公文式(塾)をコキ下ろしたように反復練習によって習得される技術は、機械化や人工知能によって駆逐される・ムダだよねという理屈なんですが、個人的にはある程度は賛成で全面賛成できないといった立ち位置になります(逆に分かりにくかったですね💧)。
抗いたい理由は、最先端の技術を受け入れたくないとか、業者肥やしのモデルに与したくないとか、プチ既得権益を守りたいとかの理由ではなく、ただ単に『感じるものを大切にしたい』という事だと思っています。こう言うと人工物が嫌いな左翼論者さんのようなイメージになりますが、左にあらず。
単純に農業(仕事)において【経験と勘】を大事にしたいということです。これは仕事に限らず全ての事(スポーツとか)に通ずることだと思います。経験と勘が大事であれば、反復練習も大事であって、決してムダだよねにはならないよね、のロジックです。スマート農業はこの【経験と勘】をすっ飛ばしての考え方が主流なような感じがしてならないと思うのは、私だけではないんではないでしょうか?

近い将来、農業には企業が参入し、大規模化や経営効率化がなされ、小規模で特異性のない農家は早晩駆逐されていくでしょう。小さい農家がそうならないために必要なのは、流行りのスマート農業に与することではなく、初心に立ち帰り【経験と勘】を大事にしていくことだと思っています。逆に言うと経験と勘をいち早く積み重ねるためにスマート化があると言って良く、結論的にはソフト面強化のためのハード面で有るべき!古参農家も新規就農企業に負けない優位性があるじゃないか!と結論付けて叫ぶ自分がいると分析した次第です。
次回はスマート農業に抗いたい❷で、お金をかけない施設園芸ハウスについて述べたいと思います。

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