JO1のみんなへ。デビューおめでとう。

6000人の男の子から選ばれた101人の練習生によるオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」終了から約3ヶ月。
国民プロデューサー(私たち)の投票によって選ばれた11人が今日、「JO1」としてデビューした。

昨日私は、後輩(女の子)とノリでガールズバーに行った。ガールズバーに行ったのは初めてだった。
思ったより普通の女の子たちなんだなぁ、みんなよく笑ういい子だなぁ、なんて思っていたら、JO1の楽曲が有線で流れた。

そこにはJO1を知っている人はいなかったけど、まあそれは今のうちだけだろうなと思いつつ。
私は自分がセットリストを選べるSpotifyではなく「有線」で、JO1の楽曲を聴けて嬉しかった。
そしてめちゃくちゃしみじみしてしまった。

昨年12月の番組終了後、私は燃え尽き症候群のような状態になってしまった。
他人より自分の人生のことを考えるべきなのは重々承知だが、とにかく私は数日間空っぽになっていた。

応援していた今西正彦くんは、パフォーマンス(とりわけダンス)こそ圧倒的だったが、上位11人に入ることができなかった。

他にも、
最終パフォーマンスで再度、目を引くかわいさに気づかせてくれた宮島くん
繊細(多分)ながら周囲を明るくし続けてくれた大澤くん
声量、顔の美しさ、筋肉、人柄、どれをとっても只者ではなかった安藤くん
壁にぶつかりながらもみんなの兄貴であり続けた本田くん
注目される回数は少ないながらも、常に笑顔と八重歯が魅力的だった佐藤くん
回を重ねるごとに良さを発揮出来るようになった井上くん
たった一曲の歌唱で、原石発掘という日プの存在価値に気づかせてくれた床波くん
自身のスキルアップと周りのメンバーの力の底上げを同時にし続けた上原くん

最終で脱落した9人は本当に魅力的な子ばかりで、脱落して良い子なんて一人もいないんだなと実感させられた。

最近は個々での活動開始を宣言する子もチラホラ出始めてうれしいと思う。
EXILEのATSUSHIがCHEMISTRYに入れなかったように、
脱落者で集められたモーニング娘。が、その後何年ものアイドル史を創る存在になったように、
脱落した彼らにとって輝ける場所がJO1では無かったというだけの話で、
これから魅力を発揮できる場所を自由に選んで欲しい気持ちでいっぱいである。

話をJO1に戻すが、晴れて11人のメンバーが選ばれたJO1はその後数週間、ほとんどなんの音沙汰もなかった。
不安になっていたところで彼らは、豪華なMVや見事な楽曲とともに私たちの前に現れた。

「カノジョは嘘を愛しすぎてる」という映画にある、「恵まれたデビューに感謝しろ」という言葉を思い出した。

JO1のデビューは間違いなく、恵まれたデビューだと思う。
デビューからあれほどもらえるアーティストというのはどれだけいるのだろうか。

周囲の環境もさることながら、MVで披露する彼らのダンス、そして音源からわかる彼らの歌声は、荒削りながら素晴らしかった。
脱落した子達が脱落していい理由などなかったように、
デビューする11人は1人残らず、デビューしなくて良い子など居なかったと実感させられた。

PRODUCE 101 JAPAN で練習生だった彼らが、JO1というプロのアイドルになって
大きく変わることといえば「努力の過程が見られなくなる」ことだろうか。

彼らが悔しさをバネに成長するようすや、
支え合って高めあっていくようすを見られないのは残念だけど、
見られていようがいまいが、彼らが頑張れる子だというのは、国民プロデューサーだった私たちが1番よく知っているし
パフォーマンスという、見える範囲での成長を彼らは見せてくれるだろうから、私は非常に楽しみである。

JO1の皆さんや、彼らを応援するJAMの皆さんにおめでとうと言いたい。
みんなでつかんだデビューである。

これからJO1の11人は様々な活躍を見せてくれるだろうけど、
デビューという1度しかない日を一緒に味わえるのは嬉しいことだと噛み締めて終わります。


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