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会陰マッサージって本当に効果あるの⁉️

初めまして、アイルランドから帰ってきましたサキです。

国内外の垣根無く、皆さんの”タメ”になる情報をお伝えしていけるといいなと思います。

今日は「会陰マッサージに関するコラム」をお伝えしたいと思います。

現在妊娠中の方で会陰マッサージはいつから開始すればいいのか、どのような方法で実施すればいいのか悩んでいる方はいませんか?

そもそも会陰マッサージって本当に効果あるの!? と疑問に思っている方もいると思います。

日本助産師学会誌のガイドラインによると、週3回以上の会陰マッサージは有用性が高いとしており、 マッサージをする際には植物性のオイルを使用すること、またマッサージの実施は妊婦本人でもパートナー実施でも良いとしています。

会陰マッサージ方法としては、 植物性オイルを手に取り、指で会陰部を挟み痛くない範囲で赤ちゃんの出口を伸ばすようにしてマッサージをします。

難しく考えずに、皮膚を伸ばすようなイメージで伸ばすようにしてみてください。 1回5〜10分、週に3回ほど行います。

植物性オイルとは無添加のオリーブオイル、アーモンドオイル、ホホバオイル、ココナッツオイルなどです。 マッサージ後はオイルは拭き取る必要はありません。(オイルが皮膚に浸透し柔らかくなるため) ただし、初めてオイルを使用する方は先に腕などでパッチテストを行ってから実施するようにしましょう。

また、爪は短く切って清潔にしてから行いましょう。

⚠️ここで注意⚠️
会陰マッサージは妊娠34週以降に始めるようにしてください。

お腹の張りがひどい方や出血がみられる方などはマッサージは行わず、医師に相談するようにしてください。


また余談ですが、 オーストラリアでは膣伸展器(赤ちゃんの出口を伸ばす器具)を使用して膣を伸ばす研究をされていましたが、 膣伸展器はむしろ外肛門括約筋(おしりの周りの筋肉)の損傷を増やすという研究結果が出ており、やはり、人の手で緩やかに伸ばす方法が効果的であると言えます。

私の個人的な意見ですが、会陰の伸びには個人差があり、必ずしもマッサージをしたから会陰裂傷を防げるということはないと思いますが、 妊婦さんが会陰マッサージをすることにより、自分の身体や出産に興味を持ち、お産のイメージを具体的にできるという点では有意なケアであると思います。

また、パートナーと一緒にすることでコミュニケーションを取れること、パートナーも共に出産のイメージがしやすいのでオススメです。 会陰裂傷は女性にとって、とってもデリケートな問題でもあると思います。

できることなら会陰裂傷は小さい方がいい‼️ですよね。

赤ちゃんと会話しながら、無理のないペースで会陰を伸ばすマッサージを取り入れてみるといいと思います。 また、マッサージをする際は陣痛の時をイメージしてゆっくり呼吸をするようにしてみてくださいね。


弊社株式会社With Midwifeでは、あなたのお住まいの近くの助産師が探せるサービス「Meets the Midwife」を運営しています。
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