宝塚記念
はじめに
1週前から今週の週中にかけて、検証を重ねてきました。
(強がりじゃないんですが、上半期G1の総決算とかいう意気込みは全くなく、宝塚記念週の平日が本業の仕事とプライベートで忙しいからw)
データ面からもイクイノックスの馬券内席は90%確保されてるかなぁと人気馬を極端に嫌う私でも感じています。
(配合的には、まぁ合うでしょうねって感じで胸トキメク程ではない)
なので残された馬券内2議席で、イクイノックスを絡めた馬券で攻めるのか、イクイノックスはいないモノだとして2議席で効率の良い配当を狙うのか、はたまた馬券は買わないのか(一番可能性高い)
判断に迷う所ですね。
ですので、馬券購入目線でいうとそこまでワクワクするレースではないですね。
年齢 検証編
過去10年と過去20年を別で出した事に対して特に深い意味はありません。
個人的には馬場の造りが大きく変わったと見ている2016年からのデータを普段は使用していますが。
どちらにも共通して言える事は高齢馬に取っては厳しいレースとも言えます。
高齢馬で好走した代表例は18年10番人気2着に走った7歳 香港馬ワーザー
04年1番人気1着の7歳馬タップダンスシチーの2頭。
反対に斤量恩恵の大きい3歳馬に取っても結果は良くないレースで、過去20年で見ても、6頭出走して02年3番人気3着と頑張ったローエングリン1頭のみ。
出走機会が少ない(ダービーやオークスが最大目標となる為)のもありますが、ダービーを優勝したウォッカやネオユニヴァースといった名馬達も古馬の壁に跳ね返された過去があります。
今年は、違った意味で規格外の3歳馬ドゥラエレーデが出走。
前走はスタート直後に落馬で、ローテ的な意味合いの消耗度はカウントしなくても良いですが、それまでの戦績が非常にユニークな馬ですね。
3歳馬なんだから、馬ファーストでローテを考えて欲しいといったアホみたいな事を言ってる人もいますが、なんなんでしょうね、その表面的な意見って。
勿論、最前線で馬を見ているのは調教師であって、そのお方がGoサインを出してる以上、完全ではないですが問題ないと判断しての出走なので馬を無視している訳ではないのに・・・。
奥を見ず、プロよりも劣る立場にありながら、表面的な綺麗ごとを並べてる人って言葉悪過ぎますが、頭悪いって思ってます。
因みに、池添学厩舎の競走中止の数が8頭で、こんなんを平均取っても意味ないですし、変な感じになりますが開業10年前後の厩舎の平均競走中止数とほぼ同数でした。
何が言いたいかと言うと、当然ですが馬個体に合わせて育成してるという事。
話が逸れ過ぎましたが、3歳馬で3着したローエングリンとドゥラエレーデの共通点が薄っぺらいですが、先行中距離馬という事とダート中距離戦を勝っているという事。
ダービーとかで好走する綺麗な走りをするよりも、ダート戦に混ざっても勝ってしまうパワーと底力タイプの馬が斤量に恵まれると尚更って事を妄想してしまいますね。
って事で、年齢検証編ではドゥラエレーデを推したいと思います。
牝馬 検証編
結構、取り上げられていると思いますが、牝馬が強いレース。
中でも、ノーザンファーム生産の牝馬が異様な強さを発揮している宝塚記念。
過去20年で取ってみてもこの優秀な成績。
これ!といった見解は出来ませんが、いち早く繁殖牝馬の質向上に取り組んだのもノーザンファームで、それが結果的に牡馬に劣らない馬格のある強い現役牝馬が出始めた影響なのかなと考えています。
今年の出走予定の牝馬が。
ジェラルディーナ、スルーセブンシーズがノーザンファーム生産馬
より実績持ちが走っている印象で、非根幹重賞と縛りを入れると期待値が高く、ジェラルディーナ1頭が該当します。
生産牧場抜きの牝馬って事で、もう1つ深堀りしていこうかなと思います。
逆に牝馬は3頭しかいないので、3頭共馬券に入れてもそこまで負担にならないと思いますが、この結果を踏まえると、牝馬検証編で推せるのは、
ジェラルディーナですね。
前走レース別 検証編
京都開催で行われる天皇賞春→宝塚記念の好走パターンの1つが天皇賞春で直線瞬発力負け→宝塚記念の持久力勝負で浮上といった〝上がり上位の鈍足型末脚を持つ馬〟が恵まれやすい。
上がり4~5位って範囲を設けている時点でオカルト要素が強まりますが上がり上位の鈍足末脚型と判断する為の手段として設けました。
該当した2頭共に楽しみで可能性も高い馬だと思ってます。
今年は特にディープボンドがこのデータのテーマに合いそうですね。
今年の阪神大賞典では、異質とも言える程の瞬発力スピード合戦の様相で斬れ負け。
天皇賞春ではペースメーカーだった2頭の競走中止による変則的な上がり勝負の中、斬れ負けの結果でしたが向かない展開の中での2着は6歳になっても衰えるどころか上昇している印象です。
調教 検証編
血統 検証編
我慢比べの底力勝負になりやすいコースで個人的に連想しやすいのが前進気勢の高さが売りのBlushing Groomの血。
ベタなイメージで話せば、戦歴的にも復活好走がありそうでこの血統検証にも該当したアスクビクターモア
個人的には深刻なスランプに入ってる気もしますし、騎手も不安。
前々から言ってますが、G1では追走位置のセンスは皆無(トップジョッキーと比べて、という意味。)な為、周囲からのプレッシャーが当たり前となるG1で度々不利を受ける事も多く、馬群も割れる等の注文が付かないタイプ以外の馬はどうしても積極的に評価は出来ない騎手、G1では。
実績馬としては人気も落ちますが、人気薄としての魅力は飛びつく程のモノでもないなぁというのが正直な感想。
プラダリアは、2走前の当コース・京都記念3着の好走がある様に阪神芝2200mに結構嵌る血統構成。
血流を細かく紐解いていくと、今の時期からが成長充実期に突入している印象も受けます。
雑談的見解
資金配分の買い目を提供していますが、個人的には馬券購入意欲が湧かないレースなので1500円辺りで資金配分して観るレースとしようと考えてます。
ですのであんまりごちゃごちゃ語りません。
⑤イクイノックスを嫌う事で自己満足する人も多そうですが言う程、死角はないでしょうね。
さて。
⑰ドゥラエレーデ
落馬の反動や、調子維持が出来ているかどうか心配でしたがご周知の通り、秀逸な調教時計を連発してきました。
破天荒なローテを歩み、結果も残してきた馬。
先行馬有利の宝塚記念で53Kgの斤量。
圧倒的強者を負かすのは、意外にも常識では計れないこういったタイプが多い事も歴史が語ってます。
⑩ディープボンド
昨年は破竹の勢いだったタイトルホルダーに勝つ事の意識が強過ぎた天皇賞春→宝塚記念。
それを考えると、相手は楽ではないですが今年の宝塚記念に至るまでのローテには余裕が見えて。
秀逸だった調教時計からもそれを感じられます。
⑯モズベッロ
成長曲線的にも、脚質的にも、実績としても色々と恵まれないと厳しいタイプの馬という事は理解しています。
世間一般のイメージとしては、時計がかかる道悪馬場じゃないと無理ってのが相場だと思います。
完全否定はしませんが、それだけの馬でもないと考えています。
3走前のクッション値9.8の大阪杯で1分58秒2で走ってますし、前走はクッション値9.1の鳴尾記念で勝ち馬から0.3秒差の6着とそこまで負けてないんですね。
前走ではカラテに先着していますし、レコード勝ち経験のあるスピード中距離馬マリアエレーナと差のない内容でしたし。
そこまで推す様な熱量はないつもりですが、LC値的にも上位にランクインする数値を今年は記録していて。
それで人気ないなら狙うのがwithkeibaのスタイルかなぁと。
因みに昨年と同じクッション値9.9で迎える今年の宝塚記念。昨年を上回って欲しいですね(8着)
⑦プラダリア
LC値としては全く合わない数値を記録してきた馬。
ディープインパクト産駒には鬼門な宝塚記念。
ただプラダリアの魅力は血統構成。
クロフネ×フォーティーナイナー×Blushing Groomと消耗戦でのスピードと前進気勢を底上げする母系で、宝塚記念の血統テーマには高い水準で合致する配合馬だと思ってます。
よく言われている〝格〟という実績がないだけで、大きく成長時期に差し掛かった今年、古馬に混ざった重賞で掲示板を外してないですし、0.7秒以上負けてないんです。
そんなんでブービー人気なら買った方が良いですし、ハズレても後悔はないかなぁと。
⑤イクイノックス
調子は良くないんでしょうね。
海外でも結果を出した様に、普通にしてても強いんだから別に栗東滞在を選ばなくても普通に勝ち負けする筈なのに、栗東滞在をチョイス。
坂路を取り入れたいという事もあるとは思いますが、これ程の馬なんだから、ウッドコースのみで仕上げても大きな問題は無さそうなのに、栗東滞在。
前走の海外遠征直後の疲れも激しかったみたいですし、その辺りから環境が変わりまくっているイクイノックス
直前輸送がなくなるという利点を最大の理由にしたと踏んでいる栗東滞在。
調子は完全ではないんでしょうね。
それでも世界NO.1なのであっさり勝つ可能性も激高。
気になるのがクッション値9.6以上を経験した事がない馬が挑むクッション値9.9
瞬発力が余す事なく使える9.9ではなくて、底力とパワーが問われやすい阪神芝2200mの9.9
キタサンブラック産駒の芝中距離戦のクッション値が高めはあまり相性は良くない事でも有名ですしね。
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