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『上の人』から勧められた引っ越し

私が都内から今の街に越してきたのは4年前。

東京生まれだし、人生で一番長く時間を過ごしたのも東京だし、何かと東京贔屓なのはきっとずっと変わらないが、4年半くらい前に突然「ここにいてはいけない。もっと郊外に引っ越さなくては」と思った。
そして、その心の声はどんどん大きくなっていった。

私はてっきり大地震が近づいているのだろうと思ったが、後から地震ではなく、コロナの到来を予感した「お知らせ」だったと分かった。

私はクレアセンティエンスで、もともとエネルギーに敏感な性質ゆえ、大勢の人の不安とストレスが渦巻くコロナ禍の23区内に居続けるのは、かなりしんどかったと思う。運よくコロナには罹らなくても、体調を崩し、仕事に影響が出たかもしれなかっただろう。

人の体質や感受性の鋭敏度、ストレス耐性、何にトキメクか等は、性別や国籍、世代で一括りにできるものではなく、まことに人それぞれ。だから、自分に合う生き方、暮らし方、暮らす場所、働き方を見つけていくことはとても重要だ。

すでにその頃、自分の直感に従わなくて大失敗した経験も、従って人生が開けた経験もたくさんしていたため、よく分からないけど郊外に行く方がいいんだろうなぁ……と、なる早で引っ越すことを決めた。でも、何処へ?

私の望みとしては、都市機能と自然が両方があって、いい感じのスポーツジムと天然温泉と、仕事ができるナイスなカフェと美味しいパン屋が複数あり、緑豊かな遊歩道と腕の良い整体や鍼灸院、そしてトキメク景色とほどよい活気があって、大きな書店にコワーキングスペースもあるといいな…………。家は猫がお散歩できる庭があって、便利だけど静かな場所で……。

思いつくまま居住環境に求めるものを書き出して、該当しそうな街を見て回ったが、なかなかピンとくる場所がない。

ていうか、そもそも、求めているものがマニアック&多すぎて、検索をかけても、不動産屋さんに尋ねても、なかなかヒットしない。

そんなこんなで3ヶ月が過ぎ、万事休して『上の人』に尋ねてみた。すると「○○○○」と、聞いたことのない駅名が降ってきた。
いったい、そこは何処ですか?

とりあえず、Googleのストリートビューを見てみたが………おすすめされた理由が全然分からない。ここ、いいですか?根拠を示して欲しいんですが。

しかし、私にハイヤーセルフとつながる方法を伝授してくれた当時の師匠は「メッセージをキャッチしたら、あれこれ考えずに従って行動してごらんなさい。行動すれば、それが正しいメッセージだったか、自分の頭(自我)の呟きだったか分かりますよ」と言っていた。
そこで、素直な私はさっそく現地に行ってみた。

すると、うーん……そうですね。まあまあ、欲しいものはそろってるけど、田舎過ぎるというか、私ここで暮らしていけるかな?

隣駅にも降りて散策したところ、そちらの方がはるかにトキメキ要素が多くて私好み。そこで私は『上の人』の声を無視して隣駅で物件を探し始めた。

ところが、探せど探せど、帯に短したすきに長しな物件しか出てこず、「ここは良い!」と思った物件は一瞬の差で他の方の手に渡り、2カ月半たっても決まらなかった。

えー、こんなに出てこないということは、やっぱり私のキャッチした「メッセージ」がそもそも間違いだったんじゃない???

そんな疑念を抱きつつ、再びカード経由で『上の人』に尋ねたところ「▲月初旬に決まる」と言う。そこで不動産屋さんに「該当物件が出てきたら連絡くださいね」と頼んで、家探しをやめたら、3週間後に電話が来た。

私が挙げていた細かい条件に合う物件が「これから1つ出てきます。まだ情報公開前ですけど、押えますか?」と。

その物件は8割方、私の望み通りで『上の人』が言っていた「○○○○」駅が最寄り駅。さっそく押さえてもらって、周辺環境を確認し、空くと同時に内見。とても気に入ったので現場で即決した。
そして、契約を済ませたのが▲月初旬。まさに『上の人』が言った通りの展開になったのだ。

なんとー!
2カ月半、いや3カ月近く都内と現地を行ったり来たりして、あーでもない、こーでもないと悩んだ私の時間は何だったのだ!

そして、越してみて分かったことだが、やっぱり隣駅ではなく、今の最寄り駅と居住エリアが正解だった。

なぜなら、移転当初、私が「望んでいたのに無い!」と不満に思っていた「徒歩圏内の仕事がはかどるカフェ」や「成城石井やそれに類するグローサリー」はしばらくして家の近所に次々とオープン。それ以外にも期待以上の「欲しい環境&人」が揃っていることが分かった。

さらに良かったのは、穏やかな人が多くて、ほどよく空間がある地域なため、コロナ禍でもストレスがほとんどなかったこと。自然の力はまことに偉大で、緊急事態宣言中も風に揺れる満開の花や、田んぼを横切る白鷺の美しさに癒された。
たぶん『上の人』はそれを見越して――街に馴染むまでの時間も鑑みた上で――ここを勧めてくれたのだろう。

だがしかし、住み慣れた東京を離れて、地名も初耳で、知人もいない土地に引っ越すのは結構、勇気がいる。だから、決める直前まで迷った。『上の人』のメッセージが私の自作自演だったらどうする……と、何度も不安がよぎった。

4年前の私は、目に見えない『上の人』からのメッセージを自分がちゃんと受け取れているのかどうか自信がなく、半信半疑だったのだ。

そこで『上の人』に、目に見える分かりやすいメッセージをくれるようにお願いした。具体的には、内見する日の朝に「本当にこの部屋で間違いないのなら、本日中に分かりやすいメッセージをください」と頼んだ。

すると、高速を降りてその街に入り、最初の信号に停まった途端、目の前に「7777」と大きく書かれた看板が見えてきた。さらに「77」のナンバープレートをつけた車が隣車線に。

7777等の7のゾロ目には「あなたが正しい道を進んでいる」という意味がある。

OK、ありがとう。分かりやすいよ………でも、たまたまだったらどうする?もう一回、本日中にメッセージください。日付が変わる前にね。

すると、今度は都内に戻るべく高速に乗ったところ、私の前に「8888」の多摩ナンバーをつけたプリウスが割り込んできた。そして、しばらく前を走って消えた……が、高速を降りて都心を走り始めたら、再び同じプリウス出現。あら、またお会いしましたね!

8888等、8のゾロ目には「尽きせぬ豊かさが流れ込んでくる」という意味がある。つまり『上の人』は、私の選択は正しいし、その選択は豊かさにつながっているから大丈夫だよ、と教えてくれたのだ――私が望んだとおりのやり方で。

実はお家の契約をする日にも、不動産会社近くの駐車場で3台の8のゾロ目車を見かけ、どんだけこの地域の人は8並び好きなんだと思いつつ、最後の最後まで――冷静に考えれば無鉄砲な――引っ越しに不安を抱えている私を『上の人』が安心させてくれてるのかもしれない、と嬉しくなった。

と、こんな感じで私は見知らぬ街に引っ越してきて、東京にいた時よりずっと伸び伸びと暮らすようになった。そして、この引っ越しの一件以来、私と『上の人』のコミュニケーションは密になり、今は何でも『上の人』に報告してガイダンスを仰ぐようになった。

結局『上の人』すなわちハイヤーセルフとスピリットガイドは、常に私にとって「最善最適な道」を示してくれているらしい。だから、一人で頑張らずに彼らの力を借りるのがHappyへの最短ルートなんだと思う。

さて、次からは私が日々『上の人』たちとどんなをやりとりをしているのか、ざっくばらんに書いていくよ。

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