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『上の人』との謎解きゲーム

「クリエイティブ」はクリエイターやアーティスト、ミュージシャンに作家など「創造性を特に必要とする仕事」に就いている人の特権のように思われがちだけど、本来、この世で生きること自体がクリエイティブな行為だと思う。

「過去生も未来生もある」という前提で運命の仕組みを考えた時、私たちは完全に平等だけど、いま生きている「この世」だけに焦点を絞れば、生まれる場所から身体的条件まで、ぜんぜん平等ではない。

その、さまざますぎる「設定」の中で、なるべくHappyに、自分の魂が成長するように生きていくこと自体がめっちゃクリエイティブで、各自の手腕を問われること。

つまり、生きること以上にクリエイティブな挑戦はなく、私たちは誰もが自分の人生のクリエイターで司令官なんだと思う。

だがしかし、自分をかえりみてみれば、私の頭脳は「司令官」としては少々心もとなく、自分の判断が正しいかどうか悩むし、迷うし、いつまでも堂々巡りすることもある。

だから『上の人』たちを頼るのだ。ちゃんとつながれば、彼らは間違うことがないから、ムダに悩まなくて済み、人生がスムーズになる。

例えば、大きな決断に迫られているのに、考えられる選択肢のどれにも心惹かれない時に「どうしたらいい?」と尋ねたら、車で10分ほどの高台にある遊歩道が脳裏に浮かんだ。夕暮れどきのその場所の映像だ。

そこで、その日は夕方、ジムに行く予定だったけど、予定を変更してその遊歩道に足を運んだ。すると、いつもランニングや散歩の人で混んでいる時間帯なのに、誰もいなかった。たまーに高速でロードバイクが通り過ぎていくのみ。

厚い雲の切れ間から覗く夕日がきれい。

そのまま30分ほど歩いたら、先の懸案事項の新たな選択肢が見えてきた。さらに、無理なくそれをするためにどう伏線を引いたら良いかも分かった。

一見、困難に見えていたことが、ひと手間を加えることで、未来の自分に豊かさをもたらすことも分かり、行動を起こすことが嫌じゃなくなった。面倒くさい方を選ぶことが、自分の人生にはプラスになると確信できたのだ。

こうなると、後は行動するだけなので簡単。『上の人』はその先に「明らかにHappyなビジョン」がないと動きたがらない私の性格をよく分かっている(笑)。

おそらく、いつも通りにジムに行って、隣の人との社会的距離を気にしながらルームランナーを走ったり、ジャグジーに浸かっただけでは、新たな選択肢は浮かばなかっただろうし、10~20年先を視野に入れたビジョンも見えてこなかっただろう。

確かにその日、私は『上の人』が言うように、夕暮れ時の見晴らしの良い遊歩道に行く必要があった。日常から離れて、広い視野を獲得できる場所に行き、誰にも邪魔されずに心を開放する必要があったのだ。

……と、こんな感じで『上の人』は日々、役に立つガイダンスをくれる。

「なぜ、それ?」「なぜ、そこ?」と思っても従ってみると、ちゃんと自分で正解を見つけられるように導いてくれるのだ。
ヒントを探しながら街をめぐる謎解きゲームみたいで、面白いなあと思う。

さて、次はもっと分かりやすく、ダイレクトにメッセージをくれた時の話を書こう。


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