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私が聴かれた話

「聴く」をさせていただいているからこそ、私も「聴かれる」時間が大切だと思っています。

定期的に「聴かれる時間」を作っていて、その日も私が聴かれた日。


始まりは、思いついた事をつらつらと話していた。しばらく話していると、私の身体が重くなっていることに気づいた。

2人で画面越しにストレッチして笑

「気持ちのいいイメージをしよう。」
彼はそう言った。

私は海で浮かびながら瞑想したのを思い出していた。


昨年の9月。海に入るにはギリギリのタイミング。

アテンドしてくれたお2人は、まるで深海のようなエネルギーで、少し話しただけでズドンと地中深くまでグラウディングした気分になった。

そのまま海に入っていく。膝くらいの高さで、まずは浮かんでみた。

水の冷たさと波の音がハッキリと感じられる。

アテンドのGiliさんが、時々身体の方向を整えてくれる。その安心感を感じて、スっとチカラが抜けていった。

どのくらい浮かんでいるのかも分からなくなった頃、私は自分の身体の境界線さえも分からなくなっていた。どこから身体でどこからが水なのか。その時には水の冷たさも波の音もどこか遠くのような気がしていた。

段々と自分が分からなくなっていく。自分のハートあたりがかろうじてワタシとして感じられるくらいまで、海と一体化になっていた。もう呼吸すら手放していた。そして、それは自由と無限のサインだった。

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そんなのを思い出していた。と彼に話した。

聴いてくれていた彼が、

『微笑んでいる恵子さんが見えるよ』

と言ってくれた時、

私も身体の中に『ほほえみけいこちゃん』を感じていた。

ほほえみけいこちゃんで、現実を見てみたら、また更に身体のチカラが抜けた。

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私は、またつらつらと話し始めた。

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最近、私の中で響いている世界観があって。それは、分かちあいの世界観。奪い合いではなくて分かちあい。

今までも何度も聴いてきたんだけど、私自身の分かちあいの世界観が掴めていなくて、宙ぶらりんだった。

でもつい最近、私にとっての分かちあいは、本当の気持ちを交換する事が、分かちあいなんだ。って感じられた。それがすっごく嬉しくて。

ただ、素直な気持ちを分かちあいたい。ただそれだけなんだ。って話していたら、


『恵子さん、共に生きよう』

と、彼が突然放った。

私はその言葉を聴いて、涙が止まらなくなった。

彼がその瞬間感じた気持ちを分かち合ってくれた。あの瞬間の、あの2人しか分からない気持ちの分かちあい。純度100%の言葉だった。



あーー、なんて尊いんだ。
なんて奇跡なんだ。

その瞬間のそこにある気持ち。
ただその気持ちを発するだけで、こんなに感動できるんだ。


私は充分にその気持ちを味わった上で、彼に感謝の気持ちを伝えた。

すると彼は、

『鏡だよね。僕は恵子さんを感じていただけ。恵子さんが見ているものは、普段の恵子さん。恵子さんがそう相手にいつも接しているって事だよ』


もし、本当に、そうなのであれば、

こんなに嬉しいことはないし、

私が私を生きられている事が、こんなにも尊いことなんだ、

と私は私を抱きしめた。



with feeling 恵子
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