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【withE通信:国からの表彰?】

11月に入り、2020年もあと2ヶ月となりました。毎年のことながら、あっという間に1年が終わっていきますね📅

さて、今月2日、秋の褒章の受章者が発表され、775人・27団体が選ばれました。この褒章、毎年ニュースなどで取り上げられますが、皆さんはその中身を詳しく知っていますか?

褒章とは

褒章(ほうしょう)は、様々な分野で優れた功績を残した人に贈られるもので、明治14年に初めて制定されました。その後、時代と共に形を変え、現在では、毎年春・秋の2回、4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に授与されています。

褒章の種類

毎年多くの人に贈られている褒章ですが、功績の内容に応じて、6種類に分かれています。順番に見ていきましょう。

紅綬褒章(こうじゅほうしょう)
授与対象は、「自己の危険を顧みず人命の救助に尽力した方」で、明治14年の褒章制度確立当初から続くものです。受章に関して、特に年齢制限はなく、2011年には13歳の少年に贈られました👀

緑綬褒章(りょくじゅほうしょう)
長年の社会奉仕活動に対して贈られるものです。受章者の1人である「スーパーボランティア」こと尾畠春夫さんは、2018年、山口県で行方不明になった2歳の男の子を助けるため、大分から1人駆けつけ、実際に発見、救助したことでも知られています。

黄綬褒章(おうじゅほうしょう)
農業、商業、工業等をはじめ、その道一筋に取り組んできた方に贈られるものです。受章者の職業は多岐にわたり、今回も騎手や料理人など、多くの方が選ばれました。

紫綬褒章(しじゅほうしょう)
科学技術分野や、学術及びスポーツ・芸術文化分野で優れた業績を挙げた方に贈られます。芸能人やスポーツ選手で受章している方も多いため、1番聞き馴染みがあるのではないでしょうか。2019年には、漫画「こち亀」の作者である秋本治さんも受章しました。

藍綬褒章(らんじゅほうしょう)
少し読み方が難しいですね😅「藍色(あいいろ)」などで使われる漢字で、「ラン」とも読みます。藍綬褒章は公共の利益に貢献した方に贈られるもので、今回は471人が受章しました。

紺綬褒章(こんじゅほうしょう)
公益のために500万円以上を寄附した方に贈られるものです。他の5つの褒章と異なり、春秋に限らず、月ごとに選ばれています。ふるさと納税などのように、返礼品をもらった場合は、受章の対象外になるようです。

広島県の受章者は?

今回の秋の褒章では、広島県内から、緑綬褒章1人、黄綬褒章5人、藍綬褒章10人の計16人が選ばれました。広島県内でも、様々な分野で多くの人が活躍しているんですね。

褒章の多くは長年の活動に対して贈られるものです。皆さんも何か1つ打ち込めるものを見つけられるといいですね😊

画像出典
https://www8.cao.go.jp/shokun/shurui-juyotaisho-hosho/hosho.html#koju-hosho

作・K.Y(英語担当)

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