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【withE通信:オリンピックメダルって純金属?】

 オリンピックまであと9日。一桁になるといよいよって感じですね!今日はオリンピックメダルについて詳しくなりましょう!!


〈メダルの決まり事〉

 オリンピックのメダルにはいろいろ決まりがあるって知っていましたか。
 まずはデザイン。表には「勝利者を肩車した男性の群像」、裏には「勝利の女神」がデザインされていなければいけません。大会名と競技の名前も記す必要があります。
 次にメダルをつくるための材料。金・銀・銅メダルってキラキラ輝いていますね。一体何できているか知っていますか。銅メダルは97%が銅で、銀メダルは93%が銀で、金メダルは92%が銀でできています。…あれ?って思った人!そうなんです。金メダルの金色は表面だけで、内側はほとんど銀でできています😲1912年のストックホルムオリンピックまでは純金の金メダルが授与されていました。しかし金ってすごく値段が高いです。現在の金の価格は1gあたりおよそ6500円くらいです。東京オリンピック2020の金メダルの重さは約556g。種目数は約340種目あります。もし東京オリンピックの金メダルを全部金で作ったとすると、およそ12億円かかります。金メダルだけにこんな金額使えませんよね😅大会ごとに経済的な負担を平等にするため、金メダルは表面のメッキのみで、金は6 g以上使用すればよいと決まっています。


〈金メダルを噛む〉

 優勝選手がメダルを噛むというシーン、見たことないですか?1988年のソウル五輪、競泳男子200メートル自由形で優勝したオーストラリア代表の選手が最初にメダルを噛んだといわれています。理由は定かではありませんが、一説では金メダルが本物の金で出来ているか確かめようとしたのだそう。純金は柔らかい性質をもっています。なので噛むと歯形が付きます。昔は噛んで確かめていたそうです。もちろん金メダルには歯形はつかなかったでしょうが…。
 日本人初のメダリストは1920年までさかのぼります。ほぼ100年前ですね。アントワープ大会で熊谷一弥さんがテニス男子シングルスで銀メダルを獲得しました。メダル獲得には必ずと言っていいほど感動の場面が生まれます。今年はどんな場面を見ることができるでしょう。あと9日です!!
                 作・サバちゃん(理科担当)

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