【withE通信:青くてしょっぱい大きな海】
立秋も過ぎ, 暦上では秋になりましたが, まだまだ暑い日が続いていますね。夏休みもあと半分くらいでしょうか。どこか出かけましたか?おじいちゃんやおばあちゃんの家に行ったり, 家族と旅行した人もいるかもしれません。海へ行った人もいるかもしれませんね!今日は海のお話をしようと思います🦀
〈海は広くて大きくて深い〉
「海は広いな大きいな」とあるように, 海は広くて大きい!地球の表面は70%が海で, 残りの30%が陸です。さらに, 海の深さは平均で約3,800mもあります。あまりピンとこないかもしれませんが, 富士山の標高が3,776mなので, 海底に富士山を沈めたらちょうど入ってしまいます。それだけ海は深いのです。ちなみに一番深いとことは日本の南東にあるマリアナ海溝と呼ばれるところで, 深さは何と11,000m。富士山3つ分といったところでしょうか。ものすごく深いですね...😲
〈海の青色は…〉
海は青色をしているのに水をすくってみると透明ですよね。不思議に思ったことはありませんか?「空の色が反射しているから青いんじゃないの?」と思った人, 青空によって海の色が青く見えるというのは大正解😆でも他にも理由があります。1つ目は水のもつ性質です。実は最近, 水(水分子)が赤い色の光を吸収することが分かってきました。太陽の光から赤色が吸収されると, 私たちの目には青色の光に見えるので, 海は青く見えます。深い海では青色が濃く見えるのはこのためなのです🌊
〈海水がしょっぱいのはなぜ?〉
川や湖の水はしょっぱくないのに, 海の水がしょっぱいのはなぜでしょう。誰かが水に塩を混ぜたから?もちろん誰もそんなことはしていません。46億年前, 地球ができました。最初の地球は, 次々と惑星が衝突してくることで表面はマグマで覆われており, そのマグマによって様々な成分が含まれたガスや水蒸気が上空にたまっています。しだいに温度が低下してくると水蒸気によって大量の雨が降りました。この雨にはマグマによって生じたガスが溶け込んでいるので酸性です。この雨が地球表面の岩石に含まれるナトリウムを溶かし, 塩素と結びついて塩(塩化ナトリウム)ができたのです。このため, 海の水はしょっぱくなっています。
海は私たちの生活に多くの恵みを与えてくれます。四季という気候や魚など, 日本人は海と非常に密接な関係があります。今年の夏はぜひ海に出かけてみてください。そしてその大きさと広さを体感してほしいと思います🏖️
作・サバちゃん(理科担当)
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