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【withE通信:宇宙旅行は目前!?】

突然ですがみなさんは『宇宙』と聞くと何を思い浮かべますか。かっこいい宇宙飛行士の姿や壮大な惑星、宇宙人を思い浮かべる人もいるかもしれませんね。まだまだ知らないことだらけの宇宙、考えるだけでもなんだかワクワクしてきますよね😊今日はそんな宇宙の謎を探るためには欠かせない宇宙船についてのお話です。

11月16日、宇宙船「クルードラゴン」の1号機がフロリダ州にあるケネディ宇宙センターから打ち上げられました。これには日本人宇宙飛行士の野口聡一さんら4人が乗っています。野口さんは10年ぶり、3度目の搭乗です。この宇宙船「クルードラゴン」が今注目されているのです🚀

民営化

初めての有人宇宙飛行は行われたのは1961年です。ユーリ・ガガーリンによる『地球は青かった。』という名言で知っている人も多いかもしれませんね。このときはソ連の開発した「ボストーク」と呼ばれる宇宙船が用いられました。当時はアメリカとソ連が国家プロジェクトとして熾烈(しれつ)な宇宙分野の開発競争を行っていました。しかし東西冷戦の終わりとともに宇宙開発の膨大な国家予算が削減。これにより、少しずつ民営化していきました。今ではベンチャー企業を筆頭に、アメリカ・ロシア・イギリス・オランダ・中国・日本など日本各国が宇宙産業に進出しています。そしてついに今回、アメリカの民間宇宙船「クルードラゴン」が打ち上げられたのです。もしかしたら「5月にも民間の宇宙船が打ち上げられたニュースを見た」という人がいるかもしれません。5月に打ち上げられた宇宙船は宇宙飛行士2人を乗せて2か月間滞在するという、いわゆる試験飛行でした。今回は6か月滞在し、科学実験などを行う、運用段階の飛行なのです。

打ち上げ費用

では通常、1回の宇宙船の打ち上げにはいくらかかるのでしょう。なんと約100~200億円かかるそうです。私は初めて聞いたとき、すごくびっくりしました。200億円って積み上げたらどんな高さになるんだろう…と考えてしまいました。ちなみに200億円をつみあげると200mになるそうですよ😲しかし今回打ち上げられた「クルードラゴン」は再使用できることやシンプルな構成にすることで低コストを実現しました。1回の打ち上げにかかるお金は約64億円と、ほぼ半額となりました。

一般人をターゲット!?

打ち上げ価格が大きく下がったことで期待されるのが宇宙旅行の実現です。実際、「クルードラゴン」の船内は一般の人が乗ることを前提につくられているそうで、すごくかっこいいデザインになっています。住居性とデザイン性が重視されているようですよ✨なんとハリウッドスターのトム・クルーズさんは宇宙で映画撮影をする話まで出ているようです。宇宙が身近な存在となる日は意外と近いのかもしれませんね😆

作・サバちゃん(理科担当)

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