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自分だけの物語の編集者に出会う 後編 ーコトバ化の鉄人

これは、鉄人コーチ集団 「Withコーチ」 の "コトバ化の鉄人"こと、星野良太が、コーチングについて悩む人向けて、自分だけの物語の編集者との出会いについて綴ったものである。鉄人コーチとは困難な現実・テーマに、タフに楽しく気迫を持ってwith(伴走)する、強さとしなやかさと愛に溢れるコーチのことを呼ぶ。

前編はこちらから

自分だったら、を考える

人それぞれ、好きな物語がちがうように、求める編集者のタイプも違うはずです。そこで、自分がコーチを選ぶとしたらどう選んでいくのかについて書いてみたいと思います。
まず、大事なのは自分への理解だと思います。自分という人間はどんな方向に向かいたくて、どういう理想を持っていて、でも根っこの素の自分はどんな傾向があるのか。そこを改めて自分自身で把握しておきたいところ。
ちなみに、この辺りはただひたすらに自分の内面に向かっても見えないことも多いのでは。色んな人に会い、色んな出来事を経験し、それを鏡にして自分という人間が徐々に掴め始めてくる気がします。先ほどの話で言えば、日々の振り返りを続けるうちに、共通したものが見えてくるのだと思います。また、ポイントとして理想と素、この二つを分けて扱った方が考えやすいと思います。

いくつもの出会いと会話から、今の自分を見つける

改めて自分の今求めているものを把握するために、様々なコーチの方との出会いを繰り返すのがスタートになるかと思います。自分の場合、相手によって出す顔が変わります。なので、自分がどんな顔を出したのか、どんな話をしようとしたのか、どんな姿勢で臨んでいたのか、この辺りを意識しながら出会いを繰り返し、コツコツ振り返りをします。その中から自分が今求めていることを探し出します。普段の仕事の中では取材をして、その中からコンセプトの核になり得るものを見つける作業を繰り返していますが、それとおなじ要領でできるでしょうか。自分のことになるとすでにここから難しそうな気もしてきます。

感情をプラスして考える

振り返りによって考える材料ができれば、最初は論理で考えると思います。「今の自分の目標に向けての課題はコレ、なのでそこを解決できている実績が豊富だったあの方にお願いしよう」といった感じです。でも、論理では決め切らないとも思います。頭ではあの人がいいと思っているけど、どうも心が乗ってこない、という時には決めません。逆に、「あの人とならもっとお話ししたい。でも実績も少ないし、今の自分の課題ともマッチングしなそう…」という人は残して徹底的に検討すると思います。これは、長年自分の振り返りを通して自分を感情型の人間だと把握しているからです。頭でどれだけ理解していても、感情がついてこないと行動が追い付いてこないタイプです。友人の中には完全に論理でコントロールできる人もいるので、この辺りは人によってタイプが分かれているのだろうと考えています。

感情に論理を後付けしちゃう

さて、先ほど残した「感情◎論理×」の方に関して徹底的に検討するのですが、その際の着地点は自分に論理的に言い訳ができるかどうか、です。世の中に正解はないので、どんな決め方だろうと、決めた後に成果が出るまでやり切れればどんな選択も正解になります。
ですが、感情がついてこなければやり切れない。そして感情だけではつぶれてしまう時があります。そんな時に論理で気持ちを立ち直らせる。論理は言葉にしやすいので、残すことができます。いつか感情が続かなくなったときのために、決断する前に論理的な選ぶ理由をつくっておきます。多数の人と会った材料があれば、何かしらの基準で論理づけることができます。そう考えると、ぼくの論理って脆いものですね…。いや、論理自体がそもそも脆いものなのかもしれません。正解自体、曖昧な時代になってきていますしね。

決断後は、物語づくりに集中

もちろん、論理と感情がぴったりくるのが一番。大体の場合はそうした選択をすると思います。結果として、そうやって選んだ方は人気のある方だったりすることが多いです。でも、最初から人気者を選ぶのではなく、あえて手順を踏むことで自分の物語にしていける。で、もちろん大切なのは選んだ後です。数ある中から選んだ論理もある、感情もある。あとは自分だけの物語に向けて主人公の自分を望む方向に動かしていく。それが周囲には一歩踏み出した変化に映るはずです。

そういえば最近、税理士の方を探していました。その際、まさに上記のやり方で決めたのをふと思い出しました。クセが強めの方だったのですが、感情が先に動いたので後付け論理で決め切ることにしました。PCに強い方ではなかったので、11月中にはこれまでの帳簿をまとめて送らねばなりません。自分の物語も面白い流れになってきました。


コトバ化の鉄人が気になる方は、こちらのプロフィールをご覧ください。♯コトバ化の鉄人 でも検索できます。

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