ステロイドの正しい使い方
やはり糖質とコルチゾールの関係性は必ず知ってほしい
「ステロイドデマにだまされてはいけない」という過去の記事が、思った以上に皆さんの関心を集め、
「やはり、アトピーの方はまだステロイドを恐れているのか。」
ということがかなり感じられたので、ステロイド特集第2編という体でまたステロイドについて語りたいと思う。
特集と言っても、正直、今までの記事と若干内容的に被ってくるところもあるので、復習がてら読んでいただきたい。
以前、糖質に関する記事を上げさせていただいた際に、
糖質の過剰摂取は、コルチゾール、すなわちステロイドを消費する要因になりますよ。
という内容を語ったが、
日常の中で、全く糖質に頼らない生活を送るというのは、個人的に
辛い
と思う。
確かに、以前ライザップとかで糖質制限は流行ったし、「1日で〇gまでしか糖質を摂らない。」なんていうストイックなことを推奨するネット記事とかも読んだことがある。
しかしながら、糖質ってやっぱり美味しいし、なんか食べていて満足感が圧倒的に得られるように個人的に感じる。
「白いご飯1杯よりもステーキ1枚の方が血糖値は上げない。」
なんて言われても、それだけではなんか物足りないのだ。
だから、僕は加減をしながら糖質は食べるようにしている。全く食べないなんてことはしていない。
消費したような気がするコルチゾールを補充するという考え方
僕は、ステロイドの塗り薬は使う量を減らすに越したことはないが、そんなに怖がってはいない。だって、ステロイドホルモン=副腎皮質ホルモンは我々の体内では常に分泌される物質だからだ。自分の体内で合成されるものとは全く一緒ではないけれど、ほとんど一緒と考えれば、そんなに恐れなくないか?
自分の体内で作られるものと同じようなものを肌に塗っているだけ
と考えれば少しはステロイドに対する見方も変わると思う。
コルチゾールは、副腎という臓器から分泌されるが、
・過剰な糖質の摂取(頻繁に僕が訴え続けていること)
・強いストレスにさらされ続ける
・睡眠不足
などで副腎が疲弊すると分泌量が少なくなる。
イメージ的には、コルチゾールは
ストレスというミサイルに対する迎撃ミサイル
だ。
我々の身体が、ストレスというミサイル攻撃を受けないように、体内で分泌されるコルチゾールが迎撃ミサイルとして防衛の役割を果たしている。しかし、ミサイルは有限だ。それを使い果たすと体はストレスというミサイル攻撃に曝される。
そう考えれば、
「今日は、上司に怒られてめっちゃストレス感じて迎撃ミサイル(コルチゾール)を大量に使っちゃったな。」
とか
「友達とケーキバイキングで調子に乗って食べ過ぎたから迎撃ミサイル(コルチゾール)不足だわ。」
という時にはステロイドは積極的に使おう。
だけど、言わずもがなこういう状況にならないようにすることが大事なわけで、
日々迎撃ミサイル(コルチゾール)が足りなくなるからと他の国の迎撃ミサイル(ステロイド外用剤)に頼り続けたら他力本願な体質となっていくことになりかねない
ので、あくまでも自衛を心がける必要がある(なんか最近のニュースとかに出そうな話ではないか笑)。
消費したような気がするコルチゾールは、外から補充しつつ生活習慣を見直してみるという考え方が大事だ。