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No.39/100【第3,653号】《 ユーポン 〜 本当に来て欲しい客は値引きでは来ない 〜》

小島の企画“生”ノート*2021年の妄想*
〜1年後の“きょう”を発想する〜

[発行:2020_05_23]

No.39/100【第3,653号】《 ユーポン 〜 本当に来て欲しい客は値引きでは来ない 〜》


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「クーポン使うか使わないかは一緒に行った人との関係性によるな」
「付き合い始めの彼女を連れて、クーポンを出すのってちょっと抵抗ない?ケチくさいヤツだと思われそうで・・・」
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クーポン券についての書き込みの一部。ネット記事は記事ネタより書き込みの方が面白くて、納得感がある。書き込みがヒントで、こんなアイデアが浮かぶ。単に割り引くだけなら、自ら魅力がないと言っているのと同じ。


『ユーポン』
ユーポンとは、ユニーク・クーポンの略。割り引くよりもユニークさが売りのクーポン券のこと。

●例えば、初デートの時・・・

男「このユーポンをみせると、メニューにないシェフおすすめのスウィーツが出て来るんだよ」
女「へぇ~、すごいね! メニューのスウィーツはどれも美味しそうだけど、メニューにないってワクワクすね」

そう、ユーポンを出すと隠しメニューが食べられる。ちょっとした特別感が味わえる。割引は単に利益を削るだけだが、商品やサービスなら割引率も低く、お店のよさを伝えるPRにもなる。


●女性同士の場合でも・・・

A「ねぇ、このユーポンみせると、話がはずむポテトがでてくるんだって。どんなポテトかな?」
B「え~、ほんと! 面白い形をしているだけじゃない?」(どんなポテトかご想像にお任せします…コジマ)

ユーポンの大切なことは、お店がお客に対してどんなパフォーマンスができるか。
「当店でより楽しい時間を過ごしていただくためのサービスクーポン」がユーポンの真髄。

商売はどれだけお客のことを考えて知恵を出しているかが大切。いつの時代も商売はファンづくり。お客とのいい関係づくりのために店主が知恵をしぼり、お客がいつ来てもわくわくするようなサービス(ユーポン)を提供する。シーン別のクーポンを発行すると、自動的にお客の来店目的もわかる。


一度離れた客を呼び戻すのは本当に大変。だからと言って、値引き合戦になっては価格に左右される客を呼ぶだけ。ここは、一度真剣に「当店はどんなお客様に来店してほしいか」を考えるチャンスでもある。


◆◆◆発想の起点◆◆◆
『来店動機を多彩に』

小島:答え合わせは1年後

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▼執筆者の小島とは?
私は「起業家」として新規事業の立ち上げ・収益化を実業としていますが、「企画参謀」として経営者を対象に新規事業の企画提案も行っています。
しかし、多くの経営者の相談を受けて社員の「提案力向上」の要望が多いため、社員向け「アイデア発想力トレーニング研修」を開発しました。
上場企業やグローバル企業など研修実績があり、手前味噌ですが、満足度も高いのですが、予算が少ない中小企業向けには、「通信教育版」も開発いたしました。
社員が自ら運営できるプログラムで自主性も育ち、発想力だけでなく、社員間のコミュニケーションが活発になるため、会社が活性化すると評判です。

▼あるものを活かして、ないものを創る専門家
『企画が欲しい』が全部叶う有限会社ウィッテム
https://iiidea.jp/

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