見出し画像

こんにちは"魔女"のMequeです

こんにちは Mequeと申します
”メクウェ”と読みます、発音が面倒なかたは”メケ”とお呼びください。
普段は地元函館で、絵を描いたりシャボン玉をやったり
普通に就職していて、実労八時間働いたりしています。

TwitterやInstagramをフォローしてくださっている方は、私が函館市で「魔女」の恰好をして、シャボン玉のパフォーマンスをしている事を存じて下さっていると思います。

一応、大道芸をやる際の名前として「#しゃぼん玉の魔女メケ」を名乗って
「魔法」に見えるような「芸」を披露させていただいてる私ですが

大道芸をする上で必要に駆られて”魔女”を名乗っているわけではないのです。

魔女のMequeは”魔女”のMeque でした。

基本的にお洋服は黒か紺のワンピースでまとめている私ですが
打ち合わせ時などに「本当に魔女さんみたいですねぇ」と言っていただける事があり、とりあえず「えっへへ」とリアクションしている私ですが

「実際本当にそうなんですよー」

と言ったところで、まぁ
「えっ、あっ、はい」ってなりますよね。

そう、説明がとても難しいんです
そもそも、「本当に魔女」ってなんなんですか
怖い話ですか、怖いタイプの危ない人ですか。

だってみんな「魔法なんて無い」と思ってるから、そりゃ信じてくれないよね。

皆さんが良く知っている魔女や魔法使いといえば、おとぎ話に出てくる魔女、ハロウィンにモチーフとして現れる魔女、あと、ここ数年はすっかり「ハリーポッター」シリーズのイメージが定着したと思います。

ただ、どれもこれも良い意味で「フィクション」

現実から遠い存在、と書かれる事が多いのです。
現実離れしたファンタジーの魅力、それが「魔法」であることは確かです。

だから、目の前に「自称:魔女」が現れたら引いちゃうのは当然なのです

でも、実在する「魔女」が居る。

私は職業としての「魔女」ではないけれど、生き方として「魔女」を選んでいます。

魔女の生き方ってどんなものでしょう

魔女と関連付けられる知識・技術・信仰の集合を指す
「ウイッチクラフト(魔女術」という言葉が存在します。

「Wicca(ウィッカ/魔女宗)」と呼ばれる「現代ウイッチクラフトへ信仰」を指す言葉も存在します(起源などを説明すると長いのでさらり)

日本の山に修験者さんや山伏さんがいて、恐山にイタコの皆さんがいるように、「魔女」も生き方としては「現実」に存在するのです。

存在していたとしても、それはこわいものではありません。
私が魔女だからといって、誰かに「あなたも魔女になりませんか」「このパワーストーン買いませんか」とか言ったりは決してしないからです。(そんなことして、人に嫌われたり、信用を失うのは普通に嫌ですし…)

ましてや「誰かを呪う」とか「悪い子をカエルにする」とかそういった事も、ありません。

「魔法」は「考え方」

上にあげたうちの1つ
「ウィッチクラフト」にも、いろいろなものがあります
一年を通じて太陽の動き、季節の移り変わりに感謝する祝祭
月の満ち欠けに応じて行われる願掛け
ハーブ等の特性を理解し、生活に取り入れたり
料理、手芸に至るまで
「魔女」の知恵は、思ったより身近な暮らしや生活に役立つものも多いんです。

「ウイッカ」にも、私の好きな”考え方”につながったものがあります。

それは「魔女の信条」というウィッカを信仰する魔女の倫理観。
魔女になった上での物事の考え方のスローガン、と言えます。

その「魔女の信条」(The Wiccan Rede)の中で、一番大切とされる結びの言葉、それは

An it harm none, do what ye will
(誰も傷つけぬ限り、汝の意志することをなせ)

Wikipedia"ウィッカ 魔女の倫理"

この八つの単語で構成された文章が、魔女の生き方の全てであり
「誰かの迷惑にならないのなら、自分のやりたいことをやりなさい」という言葉です。

不必要に他者に縛られない、自分の意志で自分のすべきことを行うという考え方が、何かと他人の目が気になりがちな現代において、心地よいと感じたのかもしれません。

いや、そもそも「魔女」が好きだった

こういった考え方を知ったのは大人になってからですが
そもそも私は子供の頃から「魔女」が好きでした。

魔女の宅急便を見ては、箒にまたがり押し入れからひとしきり落下しましたし。 魔法少女系のアニメもひとしきり見たと思います、大抵の場合、ステッキを欲しがりました。

中でも、今でも大好きなのは「メリー・ポピンズ」
私が見たのは原作ではなくDisney作品の方ですが
芯が強く、自信に満ちていて、美しい女性、少し、いやだいぶ不思議で
「何でもできる素晴らしい人」と自分で言い切るメリーが大好きでした。

どうやって「魔女」になったのか

そもそもどうやって魔女になるの、というお話ですが。
現代の魔女は「自己申告制」でなれます。

カズンというグループを作って、お師匠様と弟子、という関係をもち集団で魔術を行う人達もいるのですが、今はソロでなるウィッカン(ウィッカを信仰する人達の事)も大勢いらっしゃいます。

私、魔女のMequeも、特にお師匠様の魔女がいません。
自分の意志で魔女になると決め、なりました。

「子供のころからなりたかったものに、なれそうだったからなった」というのが全て、です。
それこそ、……私が魔女になることで困る人はいませんから?。

魔女になってどうなったかといいますと

私は占いが出来ません。
先に行ったように、誰かを呪ったりも、それをお願いされて代わりに行う事も、おそらくこの先することはないでしょう。

メリーポピンズのように何でもはできませんし、自信もそんなにある方ではない、魔術の知識だって、他の現役の魔女さんと比べれば雀の涙と言ってもいいでしょう(修行とか…してませんからね…)

ただ、子供の頃からなりたかった「魔女」に実際になってみて。
「魔法」という考え方を通して、生活が少し楽しくなりました。

「私」と「魔法」の関係はもうそれ以上でもそれ以下でもなく
それでいいと思っています。

私が私の気分を良くするために、ウィッチクラフトとウィッカの知恵の恩恵に与る、それが「魔女」になった私の生き方と思っていただければと思います。

伊藤家の裏技を見たから裏技試したら生活が便利になった、とそんな変わらないです。

自分の中の憧れの魔女像に近づく

魔女らしさを通じて、私がなりたかった魔女像
魔女になってやってみたい事が見えてきます

・自分のやりたい事は自分で決められる
・自分の気分は自分でコントロールできる
・他人に不必要な迷惑はかけない
・いろいろな歴史や知恵を知るきっかけになる
・美味しいスープが作れる(個人的な魔女のイメージ)
・美味しいお菓子もつくれる(個人的な魔女のイメージ)
・生活に役立つものも自分で作れる
・あと、魔法使いらしい服装やインテリアは、楽しい!

そして、このnoteを書き始めた理由にもなります

「魔法」おもしろいです

ウィッチクラフトの知恵、ウィッカの考え方、そこまで怖くないものがたくさんですし、不思議!と思うものにも理由や理屈があって、どれも普通に「面白い」んです。

この面白さを、ゆるく、楽しく、大人にも子供にもお伝えできたらと思い

イラストや文章、パフォーマンスを通じて
「魔法」ってなあに、という知ったような口を
はぐれ魔女の私が、皆様にきいていこうかなと、思います。

怖くないよ、面白いよ。

私がそれを面白そうだと思ったので。

私は、意志することを成します。

魔女”のMequeでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?