見出し画像

Kenjiの詩的な言葉遊び 2

 掴めそうで掴めない。
 届きそうで届かない。
 近くにあるようで、遠くにある。
 遠くにあるようで、近くにある。

 もう少しだけ、手を伸ばそうか。
 もう少しだけ、手を高くかざそうか。
 そこに何があるのか分からないけれど。
 そこに何かがあるかもしれないから。

 遠くにあるから眩しいのか。
 遠くにあるから輝いて見えるのか。
 掴みたいと思った。
 触れたいと思った。

 何故だろう。
 それが何かも分からないはずなのに。
 何故だろう。
 ただ陽が沈んでいくだけなのに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?