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Kenjiの詩的な言葉遊び 4

 自由だった。
 あの頃、僕は自由だった。
 夢なんて数え切れないほど描いた。
 何度も何度も描き直した。

 夕暮れになると、寂しくなった。
 もう一日が終わってしまうと。
 もう遊べないと思った。
 一日一日が愛おしかった。

 でも、今はどうだろう。
 自由だろうか。
 否、不自由だろう。
 夢なんて、もう思い描くことすら難しい。

 でも、今はどうだろう。
 夕暮れになるのがただ待ち遠しい。
 一日が早く終われば良いのにって。
 僕は何かを間違えたのかな。

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