『グローバル気候ガバナンスを解剖する』

国連研究第15号に掲載されていたもの。

SDGsにおけるパートナーシップ議論とかなり重なってくる部分がありそう、

20年以上にわたる気候ガバナンスがなぜグローバルに拡大する不正義を見過ごしてしまうのか、という議論が展開されている。

背景に差別主義・新植民地主義的思想があることを指摘しつつ、京都メカニズムにそうした視線が反映されていることを問題視している。

気候変動問題のこれまでの推移が市場メカニズムによる解決は困難であることを暗に示しているが、この状況でUNが予算がないばかりに民間企業をたきつけてSDGs達成に動員しようとしていることがもどかしく思う。


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