『中国の国際秩序観 選択的受容からルール設定をめぐる競争へ』

『国際安全保障』に掲載されていた論文である。

中国が従来のリベラリズムが席巻する国際社会の中で、どう自国の行動を正当化し、同時に合わない風潮と距離を置いてきているかについて詳述されている。

面白いな、と思ったのは習近平総書記が19全大会の報告の中で、挙げた項目の中に、「文明の多様性の尊重」という項目が入っていること。

国内での少数民族弾圧と両立しうる概念だとは思わなかったので。

国連PKOが中国主導になる可能性はあるのだろうか…

今も、国連で活動するNGOに対して”台湾を中国と分離してとらえている記述がみられる”と承認を取り消すなど、少しずつ自国の論理を国連の舞台などに持ち込んでいるので、記述と自分が知っている範囲の現状が符合することが確認できた。

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