ランツァ 足回り


フロント倒立化

ン僕のランツァ…倒立なんすよぉ…(ニチャァァァァ)

倒立化されていたランツァが解体されてヤフオクに出ていたのでフォークとステムを購入、モトハウスというショップが加工した物らしい。多分93か94
年式のYZのフォーク。

えっちだ…w

なんか短くね?モタード用にストロークカットされていたのでカラーを摘出
フォークスプリングも短かったため、YZのバリカタスプリングとKDX?のやわやわスプリングを別々に入れた。左右でレート違うけどバネが片側にしか入ってないバイクもあるし問題ないっしょ!

ステムは写真なかった
ランツァに倒立を入れるにはいくつか方法があり、YZのステムにランツァのシャフトを打ち込む、YZのシャフトを切削して寸法を合わせる、YZのシャフトが入るステムベアリングを探す、などがある
買ったものはYZのシャフトを加工しているタイプだった

あとこいつは無惨な姿の純正トップブリッジを間に挟んでいるからハンドルロックも使えるぞ!!

ブレーキ

このフォークはブレーキホースの取り回しが普通とは異なっている、赤線のような通し方が一般的だが、これは何故かフォークの下側を経由するようになっている。

純正はよく分からん金属のパイプを使っているが、94年式のレーサーだぞ!そんな部品出るわけ無いだろ!
でもよく見たらKLXと同じじゃね?って事で買ったら同じでした

こんなやつ

キャリパーはDT200WRの物を使った気がする

アクスルシャフト

ここが1番めんどくさかった
頼みの綱であったebayにも無かったため、ひたすらネットの海を漁りまくっていたらXR650のシャフトが長さ、ネジ径ともに一致した、たまたまヤフオクにあったので購入
カラーはいい感じに採寸してミスミで注文した


スイングアーム流用

よくわかんないステッカーが貼ってあるね、BMXメーカーのステッカーらしい

DT200WRのスイングアームに交換した。純正のスイングアームで問題はないが、こっちは卍DELTABOX卍でかっけえので。

3ETに入れてる人がいたから4TPにも入るやろ(適当)
やったことは全く同じで、チェーンラインの関係でアームの左側はそのまま、右側が10mmくらい開くのでスラストベアリングとかシムとか入れて埋めた。スプロケのカラーとキャリパーサポートも200WRの物に変えた。

リンクプレートの長さも変えた
板材切り売りの業者に頼んで適当なハイテンで作ってもらった
適当に計算したら最大で8kNくらいの引張が作用するから45CやSS400だとちょっと怖い

サスストローク/ホイールトラベル
実際に最初はふにゃふにゃで沈むと滅茶苦茶に固くなってそれっぽい挙動をしていた

リアサス流用?

フロントも強化したのであれば後ろも強化せねば無作法というもの…
公道や爽やか林道程度では不満はないが、弄る所がエンジン以外ではリアサスくらいしか残ってないので…

WR250Zのサスが2000円くらいだったので即購入、即分解してロッドは東洋硬化さんで再メッキ。個人でも対応してくれて感謝🙏🙏🙏

ガスは自転車のサス用のポンプで10気圧ほど入れた

このサス、ランツァの純正と比べて非常に長い(純正350mmに対して475mm)
125mmも長いサスを移植!?多少ストロークカットしても無理なもんは無理なのでリンク自体を変える必要がある。

何故か転がっていたDT200WRのリンクを使ったところ、下部はスイングアームと干渉し、上部はエアクリボックスと干渉する。
そもそもランツァのリンクは若干左にオフセットされているため、他車種流用は無理だと判断し自作することに。下部がコの字になっているサスを選んだのもリンク自作を見据えていたからです。嘘です

ワンオフリンク

ミスミのmeviyなるサービスで作ってもらうことにした。このサービスはアルミ、鋼、クロモリ鋼など様々な材料が選べるが、応力解析の結果、主応力、ミーゼス共に最大で95MPa程度だったので50Cの調質材にした。
アルミにしたかったけど5052の質別を選べなかったし、境界条件の荷重が間違っていた場合に疲労強度(110MPaくらい)を超える可能性があり怖かった。

1ヶ月位の長納期にすると結構安くなる代わりに忘れた頃に届く
ローバルとかいう亜鉛メッキスプレーを塗りたくって防錆、これが剥がれたら一瞬で錆びると思います

ストロークカット

リンクの寸法が決まったが、流石に純正より125mm長いサスは入らない。そのためストロークを25mm?30mm?くらい短くした。これもmeviyに頼んだ

丸物も加工してくれるの神

シールヘッドを押し下げて伸び切り長を短くする
同じようなローダウン用の部品は存在するが、このサスは黎明期の微妙な寸法のサスなのでラインナップの中にありませんでした…

サス上部 マウント

ランツァはボルトが12mm、このサスは10mmとなっている。
径変換用のカラーを叩き込んでM10のボルトを突っ込んだ
12.9のボルトだし破断はせんやろ…剛性?よく、わかりません

バッテリーボックス切断

写真撮ってなかった
リザーバータンクと干渉するのでバッテリーボックスを切断、バッテリーも横置きから縦置きへ、小さいリチウムイオンバッテリーにしてたから入ったけど純正サイズのバッテリーだと無理

まとめ

Q.どうして97年式のバイクにそれ以前の部品を入れているんですか…?

だそうです

フロントはスッと入りながらもしっかり奥で踏ん張ってくれるし、リアは減衰調整が両側ともちゃんと仕事しており、オフロードで倒れずに走れているうちは乗りやすくなった

デメリットはただでさえ重いランツァが更に重くなったので谷側に倒すと一発で仕上がります。

あとは派手にコケてもフォークが捻れなくなったのでその分の衝撃を受け止めているフレーム君はいずれおしまいになることでしょう。その時が来たら何とかします。

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