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枠組みを外す

しつこい話かも知れませんが、先週初めてやった取り組み「ウサギ食堂」の振り返りで、standfmというネットラジオを録りました。


改めて説明すると、今回の企画は、障がい児の保護者の支援をやってるNPOと、地域の居場所をつくる事業をしている事業主と、普段制度事業として、当事者支援を行なっている支援者という、全くベクトルは違うように見える3団体のコラボレーション企画だったんです。

普段全然違うフィールドで活躍している3団体が、ぶっちゃけ「想い」先行で立ち上げたイベントだったのかも知れないです。



当日の話は今さら書かないんですが、収録をしていて改めて感じた事。


根底に流れる理念とか信念みたいなものは、分野やカテゴリを容易に飛び越えるんだなぁ、という事。



障がい者が、児がどうではなく、恐らく今回企画した3団体のメンバーには、まるで申し合わせたようなシンパシーがあって、各々の強みというか持ち味を、自然に受け入れながら出し合いながらその空間を創る、同じ意思が確かに存在してた事を、収録中のトークの中に感じとることが出来ました。


あと、話してて改めて思ったのは僕ら制度事業者の感じ方とインフォーマル支援の方の「ツボ」の違い。
僕らは普段の仕事の中ではこんな活動はなかなか出来ません。
立場を越えて、同じ地域の人として、同じ父親として、同じ男性として、「語る」。


たったそれだけなんだけど、普段の立ち位置を少し曖昧にして語れる場所の新鮮さや楽しさ。
普段フォーマルな分野での仕事をしているだけに、こんな風にインフォーマルな分野の方と一緒に活動を生み出すとこんな風に僕達は「枠組み」を外すことができるんだなぁ、という、そんな感動が、普段制度事業をやっている僕には一番大きなあの場の感動だったんです。



今回場所を提供してくれた方が言ってた「○○冥利に尽きる、ってこのことか!」っていう言葉。
うん、まさにそれに尽きるのかも知れません。


多分あの夜は、それぞれが「冥利に尽きた」んじゃないでしょうか。


割と僕がテンション高めな感じになっていますが、もしよければ他のお二方の手触り感を気にしながら聴いてみてください。言葉にはできない「何か」を、それぞれが確かに確信した瞬間が垣間見えるはずです。



参加していない限り現場の様子は分からないかもしれません。
ちっぽけな空間に起きた喜びかも知れません。
インパクトとして「それが何?」程度の規模かも知れません。
でも、これが始まりです。


これを繋いで、これから何が出来るか。
楽しみです。
こんなにも心強い仲間達に繋がれている。
ありがたい事です。



ちなみにラジオはこれ↓


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