空の中 有川浩 角川文庫

 自衛隊三部作の第二作。ファーストコンタクトもの。

 国産の小型ジェット機と自衛隊F14が四国高知沖エリア2万メールにて、相次いで爆発。ほぼ同時期に、高知二淀川河口付近で、高校生が未知の生命体を拾う。この2つの出来事が、ひとつに収束する。人類の未知なる生物コンタクトのお話。

 一昔前なら、SFとして分類するだろうが、今はクロスオーバーなもので、なんでもOKな時代。ラノベもSFも何でもありかも。そしてあとがきが新井素子ときたら、それだけで十分な世代ですので、まったくOK。

 未知なる生物へのコンタクトよりも、親子関係に重点がおかれていることが、なかなか有川さんらしい。純なSF作家だったら、こうは面白くならなかっただろう。

 それにしても、宮田じいちゃん カッコ良すぎ。(^^;

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有川さん、今のペンネームは「有川ひろ」名義です。上記は、初出記載時の表記ですので、ご了承願います。それはさておき、有川作品には、有川さんの郷土愛を感じることがしばしば。やっぱり高知人なんだなぁ。そのうち著作に「高知家」ってラベリングするかも(冗談です(^^)が、わかる人にはわかる)

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