見出し画像

実践の2つの世界線

テクノロジーを最大限活用したシステム世界線での実践展開と、生活世界において他者への”信頼”をトリガーとして駆動するセーフティネットの網目の糸にさまざまな個人がなり得るよね的な運動の展開の双方が必要なんだな、と最近強く思う。

前者は画一的で、現在出揃っている技術をどう活用できるかを想像すると、ある程度共通のイメージに収束する。後者は、属人的で関係性に依存する。
どちらがいい悪いではなく、両方必要で、接続、交差し得る。


後者の具体として、「友人や知人などから教えてもらった/勧められた」という理由で、制度の利用に至る人と出会うことの多い最近。その人が有する特定の他者への信頼がその人が有する資源であることに気付かされる。

個人にとっての「信頼」が、それを調達する対象に付する恐怖や不安を縮減する機能として働くとしたならば、個人が信頼を調達し得る対象を分散できる社会の設計について考えなくてはならないと思うし、自分も援助活動主体として福祉システムの一端を担う身として信頼の調達先になり得るかについても考えなければならない。

「テクノロジーを最大限活用したシステム世界線での実践」、「生活世界において他者への”信頼”をトリガーとして駆動するセーフティネットの網目の糸にさまざまな個人がなり得るよね的な運動」の両方の立場から実践し、観察し、摂取した言葉を材料に、引き続き、言語化したい。

法人事業や研究に関する資金として大切に活用させていただきます!