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2024大相撲初場所番付予想&ちょい考察(前編)

大相撲九州場所千秋楽からもう4日。
好角家の楽しみの1つである来場所の番付予想を僭越ながら私もさせて貰う事にした。
ただ真面目にやっても面白味に欠けるし、
相撲初心者の読者もいるだろうと思い、初心者にも比較的分かりやすく解説を交えて予想をする。
ただ、わりかし長いので前編後編と記事を分けて投稿する。今回は前編という事で横綱~平幕の7枚目までの力士の番付予想を行う。

1.横綱・大関

九州場所の横綱と大関陣の成績は以下の通り。

横綱と大関の成績(日本相撲協会公式HPの番付表より)

横綱 照ノ富士は今場所休場だが、横綱は番付が下がらないので番付位置は変わらず。

大関陣は3人とも勝ち越しているので大関陥落は発生しないが、席替えは行われる。席替え結果は以下の通り。

来場所の番付予想(横綱大関ver)

大関 霧島は上記の成績で優勝しているので、来場所はほぼ綱取りの場所となり、最低でも14勝以上のハイレベルな優勝が求められるだろう。

2.関脇・小結

関脇と小結の成績は以下の通り。

関脇と小結の成績(日本相撲協会公式HPの番付表より)

関脇は大栄翔と琴ノ若が勝ち越し。関脇の席替えは直近の番付発表を見ると行われたり行われなかったりで、明確に決まりもあるわけでも無さそうだが、席替えが行われるとした場合は東に琴ノ若、西に大栄翔となり、席替えがなかった場合は席替えがある場合と逆で東に大栄翔、西に琴ノ若となる。

関脇 若元春、小結では阿炎と北勝富士が負け越したので来場所は平幕に落ちるのは避けられず。若元春は前頭筆頭~2枚目、阿炎は前頭2枚目~3枚目、北勝富士は前頭4枚目~5枚目まで落ちると見て良いだろう。

小結が東西共に負け越している為、空き枠は2つとなる。関脇も若元春が負け越しているから3枠ではないかと思う人もいるが、2枠の理由として大関と関脇、それに小結は、定員の上限は決まってないものの、下限として東と西に1人ずついなければならないと言う決まりがある。東西に1人ずつ大関と関脇、それに小結がいる、それが通常若しくは基本的な番付編成と言っても良い。
九州場所の番付で関脇が3枠だったのは、琴ノ若が直近の場所の成績が安定して優秀だったと評価され昇進したからで、ある意味特殊な番付編成だった。それが若元春が負け越した事により特殊な番付編成から通常番付編成に戻ったというだけの話である。

3.前頭筆頭~7枚目

平幕の結果は以下の通り。

平幕(前半)の結果(日本相撲協会公式HPの番付表より)

三役の空き枠は2つ。
その枠に入る力士は東前頭3枚目の髙安(10勝5敗)と西前頭筆頭の宇良(8勝7敗)の2人でほぼ確定。前頭筆頭から5枚目までの力士で勝ち越しているのはたった3名で、前述した2人と西前頭5枚目の翠富士(9勝6敗)なのだが、3名の勝敗に注目して欲しい。

・髙安
   10勝5敗
・宇良
    8勝7敗
・翠富士
    9勝6敗

実は番付の上がり幅下がり幅は

『勝数-(敗数+休数)』

で他の力士の成績との兼ね合いで微妙に変わるがざっくりレベルで想定出来てしまう。

髙安は10勝-5敗で上がり幅は5つ。現在の番付は前頭3枚目なので、この数字だけで見るなら、2枚目→筆頭→小結→関脇→大関と言った流れで大関へ。
・・・と記述したいのだが、大関、さらには横綱というのは昇進に条件が存在し、基本的に1場所で昇進出来る事はない。
ならば関脇かと思っている読者もいるだろう。しかし前述した通り、関脇の枠は既に埋まっている。枠を増やす事は可能だが、それ相応の成績でないと増やす事はなく、髙安の成績で関脇の枠を増やして関脇へと言うのはかなり厳しい。仮に関脇2人負け越していて関脇の枠が空いていれば関脇になれるだろうし、後は髙安が九州場所で13勝以上での優勝若しくは準優勝をしていたら、間違いなく関脇の枠が増えてそこに収まっていたとは思うが。

大関は無理、関脇も厳しいとなれば、残りは空いている東西小結の地位。髙安の成績ならば西小結より格上の東小結の地位が順当だろう。

次に宇良の場合は8勝-7敗で上がり幅は1つ。現在の番付は西前頭筆頭なので1つ上がって空いている西小結に収まる事になりそうだ。

最後に翠富士だが、9勝-6敗で上がり幅は3つ。現在の番付は西前頭5枚目なので3つ上がって前頭2枚目が妥当なところか。小結昇進にはちょっと成績が足りない。11勝していれば間違いなく小結候補になり得ただろうと見ている。

番付を見進めると勝ち越している力士は西前頭7枚目 金峰山しかいないようだ。
金峰山は8勝7敗で上がり幅は1つ。来場所は前頭6枚目辺りになるだろうか。

勝ち越した力士の予想は済んだところで、次は負け越した力士を予想してみる。と言っても全員の成績を一々書くのも疲れるだけなので3人ピックアップして書く。

まずは朝乃山。朝乃山の成績は4勝4敗7休なので4勝-(4敗+7休)で上がり幅は-7、イコール下がり幅は7つとなる。現在の番付が東前頭筆頭なので来場所は前頭8枚目前後になるか。

次に正代、成績は6勝9敗なので6勝-9敗で下がり幅は3つ。現在の番付は東前頭2枚目、来場所は前頭5枚目近辺と言ったところか。

最後に前頭5枚目の阿武咲。成績は3勝12敗なので3勝-12敗で下がり幅は9つ。来場所は平幕下位の14枚目辺りに落ち着きそう。

4.最後に

後編は平幕下位~十両の番付予想になる。
この記事を投稿後に少し休んでから執筆する予定。
書いてて思ったのは、やはり日本語は難しいなと。書き言葉と話言葉を混同しないように意識して書くとこうも疲れるのかと。
しかし個人的には日本語力向上にはもってこいの作業だなとつくづく感じた。
今後も暇さえあれば頑張って書いていく所存である。


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