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NDI® 5 – BirdDog 日本語訳

先ごろ発表された NDI® 5 が盛り上がっているようなので、どんなものなのか調べてみました。https://bird-dog.tv/ndi5/ に分かりやすくまとめられていたので、英語学習も兼ねて日本語に訳してみました。

意訳している部分があったり、訳が間違っている可能性もあるので、ソースと照らし合わせながら、ご参考にしていただければと思います。

NDI® 5 の新機能

NDI® Bridge – LAN、WAN、公共のインターネット経由で NDI ストリームを転送
NDI® Audio Direct – オーディオオーバー IP (IP によるオーディオ転送) をソフトウェアベースのアプリケーションで簡単に実現
NDI® Remote – 収録にリモートゲストを簡単に追加
・ARM への対応により数十億のデバイスで NDI® が利用可能
・新しい Reliable UDP 転送プロトコル
・NDI を管理するための新しいネットワークインターフェイス
・簡単にプライベート NDI® ネットワークがセットアップ可能
・Adobe Creative Cloud プラグインの改善
・Final Cut Pro プラグインが新登場
・新しい NDI® Tools クイックランチャーとステップバイステップ形式のセットアップガイド

NDI® Bridge

NDI Bridge は、遠隔地の NDI ソースを安全に共有可能にします。世界中のどこからでもシンプルに安全なネットワークを構築できます。これにより、NDI だけでライブプロダクションを実現できるようになり、複雑さ、費用、あらゆる場所でもレイテンシーを減少させます。

NDI Bridge はリモートソースの複雑さを解決し、ローカル環境の利便性をグローバルスケールに拡張します。アルファチャンネル、KVM (カーネルベース仮想マシン)、PTZ (パン・チルト・ズーム)、タリー、メタデータなどもローカルソースと同様に機能します。

NDI® Audio Direct

NDI は、映像だけでなくオーディオも非常に強力に扱えるようになりました。Audio Direct はオーディオプラグインをまとめたもので、あらゆるオーディオソフトウェアアプリケーションで仮想的に NDI を利用できるようにします。NDI Audio Direct は、非常に高品質で限りなく無遅延に近いマルチチャンネルオーディオの選択、受信、作成を可能にします。これらのプラグインは、簡単にオーディオオーバー IP を実現し、オンプレミスや仮想環境やクラウド環境のいずれのワークフローにも対応します。

NDI® Remote

ライブソースを収録に使用し、即座に安全で安定した接続先に公開する需要は、メディアプロダクション業界で働く人にとって大きな懸念点のひとつです。NDI Remote は、リンクを単純に共有するだけで、公共のインターネット経由であらゆるリモートユーザーと接続でき、リモートの映像や音声を受け取れるようにします。これは、ソースを即座にライブプロダクションに追加したり、仮想的なビデオソフトアプリケーション内から全世界のあらゆるモバイルデバイスから映像を受け取ったりする場合のどちらにも最適です。

Reliable UDP

Reliable UDP により、あらゆるネットワーク (オンプレミス、クラウド内、有線接続または無線接続のLAN、WAN、インターネット) 越しの映像、音声、メタデータ転送に対し、新たに高性能なアプローチを取れるようになりました。

この新しい転送プロトコルにより、NDI でネットワークインフラを簡単に構築できるようにします。貧弱なネットワーク機器であっても、また複雑な構成を行わなくとも、ネットワーク遅延を解消します。

NIC 選択と冗長発見サービス

NDI 5 では、NDI によって使用されるネットワークインターフェイスをユーザーが制御可能になるため、NDI 以外のプロトコルやアプリケーションとの間でネットワークリソースが競合する可能性を減少させます。

発見サービスは、mDNS (マルチキャスト DNS) が使用できない環境で NDI の発見と登録を管理する強力なツールです。冗長設定により NDI を異なるネットワークにまたがって機能するようにします。

プライベートネットワークが簡単に

NDI 5 では、プライベート NDI ネットワークの設定がこれまで以上に簡単かつ高速になります。NDI のストリームや入力はネットワーク上からは確実に隠蔽されます。

単に ‘Privacy’ オプションを選択するだけでプライベートなグループを設定できます。そのグループは隠蔽されるので、グループ名を知っている場合のみアクセス可能になります。

Adobe Creative Cloud

NDI 5 では、Adobe Creative Cloud プラグインが大幅に刷新されます。サウンドカード経由でも NDI 出力経由でもオーディオ出力が利用できるようになります。つまり、NDI に出力するのと非常に近い音声を聴けるため、Adobe で映像制作する際、完璧な編集ワークフローが構築できます。

Final Cut Pro

NDI 5 で新たに追加されたこのプラグインは、Final Cut Pro のタイムラインプレイアウトから NDI 出力を行えるようにします。 リアルタイムでオーディオとビデオフレームバッファを出力します。これまで以上に簡単に NDI 環境に Final Cut Pro を導入しやすくなります。

参照元

https://bird-dog.tv/ndi5/

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