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やっぱり 問題1 が好き 〜今こそ振り返り?〜

令和5年度 日本語教育能力検定試験
今年度から日本語教師が国家資格化、そしてこの検定試験の意義が問われる! しらんけど(汗笑)
わたしは この検定試験の問題を、とても中身が濃く良い内容だと思い 学習に取り組みました。やりながら 気づいていった というのが、正確な表現です。

検定試験の過去問に取り組んでいると、自力ですらすらと解答出来て、尚且つ他者に説明が出来るまで理解しているものが、あまりに少ないことに気付かされます。言い換えれば、過去問は検定試験に合格した後でも、自身の学習の「良き友」になってくれるということです(あくまで個人の感じ方ですが)。
という訳で?まだまだ学習中の試験 Ⅰ 問題3を後回しにして(あかんやり方やん!)、取り組み易そうで、それでも未解決のまま放置している項目が多い 試験 Ⅰ 問題1から、「始めましょう🎶」。

問題1 他と性質の異なるものを1つ選ぶ。
⑴【摩擦音】
1[ɾ]有声歯茎はじき音 日本語のら行
2[s]無声歯茎摩擦音 日本語のさ・せ・そ
3[ʒ]有声後部歯茎摩擦音 日本語のじ(語頭、ん・っの後以外)。[ʑ]有声歯茎硬口蓋摩擦音の方がよく使われるようです。
4[h]無声声門摩擦音 日本語のは・へ・ほ
5[ð]有声歯摩擦音 英語の th の有声版。
the とか that のことでしょうか。舌が歯だけに触れる?よくわかりませんが、日本語にはない音声記号のようです。「あれ?日本語教育・・・」って思いましたが、日本語を母語としない人に日本語を指導するお仕事なのだから、音声に関しての知識は日本語の範囲にとどまらないのは、至極当たり前のことですね。

1だけ  はじき音なので、正解は1です。
本番の問題冊子を見ると、選択肢1の前に◎を付けているので、確信を持った解答です。
わたしの解答の種類は、4つあります。
◎ 絶対正解の自信があります
○ 正解だろう、たぶん
△ 自信は ないけれど♪ 薬師丸ひろ子さんの歌
? ダミだこりゃ〜 いかりや長介さん
記録を残せば、後から見直す時に 便利です。
でも、気分や体調も影響するので、見直した時に、「うぉ〜、どうして◎をつけたのだぁ?」となることも、結構あります(汗💦)

音声の問題。わたしは予備知識ゼロからのスタートでしたので、試験 Ⅱ の聴解問題を 繰り返し解きながら、 慣らしていきました。わたしはそれが楽しかっただけで(苦痛は伴いますが)、人によってやり方は様々だと思います。試験 Ⅱ の問題3は、音声記号と発音について学ぶ「最高の教材」になる!と、わたしは感じた。それだけの話です。


⑵【促音の調音法】
5つの選択肢を見て、「全部同じ小さい ッ やないかい!」と短気を起こしては、なりませぬぞ。
ッの後続音に 注目して ください。
1 キック ッ kɯ[k]無声軟口蓋破裂音
2 ゴッホ ッ ho[h]無声声門摩擦音
3 トップ ッ pɯ[p]無声両唇破裂音
4 ホット ッ to [ t ]無声歯茎破裂音
5 ラッパ ッ pa[p]無声両唇破裂音

調音法が他と異なるのは2。正解は2です。
文字の表記は同じ「ッ」でも、わたしたちの舌と口は、次の音を出す 準備を しているのですね。
確かこのような促音の調音法を表す専門用語があったようななかったような(脂汗じとっ(-_-;)
「促音の異音」と呼ぶようです。なんのコッタ、パンナコッタですね(古い^^;) 出題から一つずつ見ていきましょう♪

1 キックの「ッ」の調音法・・・実際にやってみると、わかりやすいと思います。クの子音[k]⇒調音点・軟口蓋の音を出す直前に「ッ」の段階ですでに、舌が軟口蓋の位置に素早く移動して、次の[k]⇒調音法・破裂音を出す準備をしていることに気づくと思います。ローマ字で表記すれば促音含め「kikku」となるのも、うなずける( ̄ー ̄)ニヤリ

2 ゴッホの「ッ」の調音法・・・こちらも実際にやってみましょう。ホの子音[h]⇒調音点・声門の直前に、喉の奥が広がっているのを確認できると思います。息がスースー出入りできる状態にしつつ、次の[h]⇒調音法・摩擦音の準備をしているという、「まあ、なんて器用なの」って芸当を瞬時にこなしています。

3 トップの「ッ」の場合・・・やってみますと「ッ」の段階で両唇を閉じて、次の[p]の準備に入っていることが確認できると思います。「そんなのしなくても、次の音出せるよ」と思う人もいるかも知れませんし、自分の感覚を信じるのはとても大切だと思います。わたしが、試しに両唇を閉じないで「トップ」を発音してみたら、「トッ・プ」と、なんだか一つの言葉としてはぎこちない響きになりました。

4 ホットの「ッ」の場合・・・こちらは「ッ」の段階で、舌が歯茎に触れて、次の[t]⇒無声歯茎破裂音の準備に 入っているようです。
結構真面目に取り組み過ぎると、正直疲れます(苦笑) けど、安心してくださいね。次の
5 ラッパ の場合は、3と同じ調音法を使っています。「ッ」の次の音[p]無声両唇破裂音。

疲れたらウクレレでも弾いて、「あ〜あ やんなっちゃった あ〜あ おどろいた〜♪」でも歌って、休みましょう。

⑶へ行く前に、休憩します🥱
ん、なんか 教室でも 使ってる 言葉だな(笑)
学習ノートでっせ

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