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。。。再生

朝起きて、相変わらず、胸に落し蓋を置かれてるような

夢の中でまた魘されていたような

がばっと起き上がり、ベッド横のテーブルに
いつも用意し置いてるマグを掴み
ごくごく水を飲み干す

いつだろう

朝目覚めて。。希望に満ちた日を最後に感じたのは全く思い出せない

安心。希望。エネルギー

私はいつも一人。
望んだ訳でもないのに。
壊れた心に病んだ体
レンチでいつもぐいぐい締め付けられてるかのようにキリキリ痛む

呼吸の仕方も笑い方も忘れた

何かしろて人は言う
全てやってきたさ
グチグチ言う前に

そんな奴から離れろて人は言う、単純だってね

そんな単純なら全て解決してるし、この世はパラダイス

自分の肌に手を当ててみる

冷たい頬にほんのり暖かい手を当て
この瞬間生きてると確認する

心臓はドクンドクンと打つけど、その音を聞くたびに不安にしかならないから

生きる屍

いつも私はこうだった
不幸に酔いしれてるだって?まさか
だったら変わってよ、あなたと私の人生

ただ、私はこの重たい鎖を立ちきり  

自由になりたい

上手く息が出来ない

ほんの少し上へあがったと思えばまた沈んでゆく

そして、私は今橋の上へ立って海を見下ろしている

誰かの奴隷になるしかないなら
もういいだろう
遥か下へ、二度とこの世に浮かび上がりませんように

人生は、あっという間だったよ
いい思い出くらい一つあるだろて言うけど
ないんだ
ほんとに
終わり良ければ全てよしなら
ないさ
全ては怪物の元に産まれた時から始まったのさ
環境のせいにするな
聞きあきたよ
当事者にしか分からない

冷たい冬の風は感覚を麻痺させる

靴を履いてるのに、冷たい。。
何も履いてないかのような感覚。 

この橋を見つけたのは偶然

Youtubeで検索してるとバカな奴がこの橋から飛び降りてやるて豪語してた 

ここなら深い。。どこまでも深い

あー。。どうか、今度こそ失敗しませんように

目を強く閉じる。
何ひとつ感じない
誰の顔も浮かばない

いつも一人だった
誰といても、誰の目にも私はうつらない
私が幸せだと人は近づいてきて
私に何かあると、尻込みして散っていった
要らないそんなの

風がとっか、強くなる。。。

さーいくよ。と背中を押すかのように。

その途端バランスを崩し

私は落ちていった。。

最初に聞いた音は水しぶきの音。。だったと思う。

。。。。。どこまでも沈んで行く

どこまでも。。

目を強く閉じる。。。  

心臓の音がドクンドクンとはっきり聞こえる。

それは、不思議にも、
今まで聞いた事ない程、心地いい音だった

今度こそ、永遠の眠りにつけますように。。

そして。。。私は死んだ。


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