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シン駄洒落番長 僭越ながらお悔やみ申し上げます

2022年9月8日、イギリスのエリザベス女王が崩御されました。

25年前の1997年8月31日、私はアメリカに旅行中でした。
せっかくアメリカに来たのだから耳を英語に慣らさなくちゃっ!とテレビをつけながら洗面室へ向かいました。洗面室で顔を洗っていると、テレビから「だいだい」と何度も言うのが聞こえてきます。ニュース番組のようですが、他の英語は全く聞き取れず、「だいだい」だけが耳に残ります。
「橙々?」「大大?」って何だ?と英語脳が全く働かずに日本語変換してしまう私は、テレビの画面を見てようやく理解したのでした。

 Di die

ダイアナ元妃が亡くなられたという速報だったのです。
英語圏ではダイアナ妃のことを親しみを込めて Di と呼ぶんだな、と知ったのはこの時です。

エリザベス女王は世界的に愛されていますが、英語圏では何と呼ばれているのでしょうか?
一般的にはエリザベスの愛称はエリーとかリズとかベスとか呼ばれることが多いようですね。

Beth death 


まぁ、なんて不謹慎な!!
不謹慎とは思いつつも、このように書いてしまうのは、ロンドンオリンピックの開会式で007と一緒にヘリコプターからパラシュートで飛び降りる名演技をされた茶目っ気、ユーモア、ウィットを持ち合わせた女王陛下なら許して下さるような気がするから。

そして嗜められると思います。
“Beth rhymes with death, but I am not Beth.”
「韻を踏んでいるのは良いけれど、愛称が違いますね」って。

エリザベス女王の家族内の愛称は「ベス」ではなく、「リリベット」もっと短くして「リリ」だそうです。

9月6日にはトラス新首相任命の公務をされ、最期の最期まで見事にお仕事を全うされました。我々一般人が想像もつかない御苦労が多大にあったことと存じます。どうぞ安らかにお眠りください。

( 表紙写真は手持ちのポンド紙幣とコイン。全てに女王陛下、そして女王陛下のお歳と共に紙幣の図柄も変わっていくらしい。正に英国の顔。イギリス国民の喪失感いかばかりかお察し致します。)


今年のプラチナ・ジュビリー(在位70周年記念式典)ではパディントンとティータイムしていらっしゃいます。

私の駄洒落エッセイも

"Never mind "とおっしゃってくださるといいな。


《  2022年9月20日追記   》

BBCニュースを見ていたら、
"The death of Queen Elizabeth Ⅱ"
という表題がありました。
やはりrhyme を重視する御国柄だからでしょうか?

無事に国葬が終わりました。
私のような者が僭越かと存じますが、心よりお悔やみ申し上げます。
安らかに御眠り下さい。

《  2022年9月21日追記 》

私は初めて知りました。
日本人の殆どが知らないと思われる日本に関連した女王陛下国葬トリビア。 ↓↓

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