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腰から尻尾の付け根までのあたり 毛がみっちりとあるところ 鼻をうずめてみる この香り ア…
愛しの我が子 愛しの老犬 以前ならひとっ飛びだったこの石に 後ろ足が引っ掛かったんだね …
太い桜の樹 目の前を どれだけの人間と どのくらいの犬が 通ってきたのだろう 「きれいだ…
仲良しで 毎朝泥をつけながら遊んで お互いどんどん年を重ねていく まだいかないで 一緒に…
叩きつける 雨音に小刻みに 震える胴体 両腕に抱いて 床で眠る日 はなと今日もふたり。 外は…
両脇を 抱きかかえられ 童子のように 歯ブラシを見つめる 愛しい老犬(画…
「不死 不朽 永遠の愛なんだって」 そう語るとじっと見上げる 限りある愛しい命よ (画像はクリエーター名みちそら様からお借りしました。ありがとうございます。)
気づかずに 通り過ぎていた長年を 犬と取り戻す 花木愛でる心 (犬とのんびり歩くうちに、…
盆過ぎて カナカナ聞きつつ 「この夏も よく越えたねと」 耳の後ろを撫で…
缶ジュース 四半世紀も久しい味 ふたりで若返りたくて 空見つつ飲み干す (普段…
雨雷 震える犬を撫でる時 頼られる幸せ 受け取る台風の日 (うちのおとーちゃん…
ぎこちなく 父母の声にこちら向く 12歳の夏 ただひたすらに愛しく 愛犬はな、12…
あんなにも 夏は好きなはずだった 犬と暮らして 早朝だけ夏を楽しむ
雲を見て 過去の苦さが胸まで登る リードを引かずに そっと歩く犬の優しさよ (しばらくぼうっと物思いしながら歩けるほどの、静かな散歩時間。 あ、そだ、はなはどうしたっけ、と少し振り向くと、のんびりこちらを見上げてました。空の美しさに辛いことを思い出した朝、すっとそれを散らしてくれる犬の存在に感謝です)