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愛犬短歌

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犬と暮らしてきた日々のこと、自由な短歌にしてみました。 犬を飼ってきた人には懐かしく、犬を飼いたい人には空気感を伝えられるような短歌になれば幸いです。
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2023年3月の記事一覧

犬も私も いずれここから旅立つけれど 忘れないでいて 桜たち

太い桜の樹 目の前を どれだけの人間と どのくらいの犬が 通ってきたのだろう 「きれいだ…

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「引っ張って」冗談交じりに言えた昔  今は並んで上る歩道橋

ゆっくりと歩き方を見ながら一緒に一段ずつ昇る 相憐れむ仲とは、このことか なお一層、愛お…

4

LINE見て 犬友の来訪知るや クッキーを手にドア開ける 悩み押しのけ 

うじうじくよくよだらだらの無気力の時…。 家の中で「さてぇ、片付けでもするかぁ」と言いな…

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あとわずかと 仲良しの子が 告げられた 一緒に歩こう 公園への道 

仲良しで 毎朝泥をつけながら遊んで お互いどんどん年を重ねていく まだいかないで 一緒に…

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