リスニング力をアップ!子音のブレンドをマスターしよう!
英語が早く聞こえてしまうのは、日本人が子音のブレンド音が苦手であることも原因のひとつです。
子音のブレンドとは、2つ以上の子音を一つの子音のように発音することです。
たとえば、「trick」 と、日本語の「トリック」の違いをみてみましょう。
「トリック」をローマ字表記にすると、to ri kku となり、母音が3つで、3音節になります。
英語の「 trick 」は、/i/だけが母音なので、1音節です。
英語の方が音節、つまり音が少ないので、カタカナ英語(音が多い)に慣れた耳には早く聞こえる、というわけです。
trickの「tr」の部分が、日本語にはない子音のブレンドです。これを上手に出せるようになると、リスニングの力が上がります。
では、実際に練習してみましょう。
まず、tの音を出してみます。
舌の位置は、「らりるれろ」を発音する時と同じです。
その位置で舌を弾くと、tの音が出ます。
今度は、舌を弾くと同時に、舌を引いてrの音を出す位置にもっていきます。
カタカナで表記するのは難しいのですが、「トゥル」のような音が出せたでしょうか。
なるべく「ゥ」の音が入らないようにすると、うまく出せるようになります。
trickが、「トゥリッk」のように発音できればOKです。
(「ck」は子音が2つ並んでいますが、ブレンドではなく、/k/だけの音になります。「ku」と発音すると、日本語になってしまうので、無声音の/k/を出すようにしましょう。)
このような子音のブレンドは、他にもたくさんあるので、これから少しずつ練習していきますね。
では、また次回。
ここから先は
0字
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?