脳に英語の回路をつくる!色分け囲みマジック②

英文の意味のまとまりを、色で囲んで構文を理解するメソッドの2回目です。

今回は、副詞または副詞の働きをするまとまりを、オレンジで囲む代わりに太字(ボールド体)にして、説明していきたいと思います。

副詞は、名詞以外のすべての品詞を修飾するので、ちょっとややこしいかもしれませんが、ついてきて下さいね。

では、まずは、副詞の位置を確認しましょう。

①(文末)He can dance well.
②(一般動詞の直前)He sometimes eat rice for breakfast.
③(be動詞・助動詞の直後)He is always kind to others.
④(形容詞・副詞の直前)The exam was very difficult.
⑤(文頭)Fortunately,he passed the exam.
=(文中)He fortunately passed  the exam.
=(文末)He passed the exam ,fortunately.

このように、副詞の位置は、それぞれの副詞の意味によって違ってきます。
文全体を修飾する副詞は、文頭・文中・文末のいずれかに置かれます()。


これから先は、「2語以上で副詞の働きをするまとまり」について説明します。

「2語以上で副詞の働きをするまとまり」は、多くは文頭・文末に来ます。

He went to London   on business.
(彼は仕事で、ロンドンに 行った。)
I am happy to hear the news.
その知らせを聞いてうれしかった。)

According to the report , it was true.
(報告書によると、それは真実だった。)
My sister was watching TV when I came home.
=When I came home, my sister was watching TV.
(私が帰宅した時、姉はテレビを観ていた。)
He was eating lunch,listening to the music.
(彼は音楽を聞きながら昼食を食べていた。)

このように、太字のまとまりは、「原因や理由、~な時、~しながら」など、さまざまな状況を付け足すことができる、とても便利な用法です。

太字以外の部分は、それだけで文の構成が完結していますから、太字のまとまりだけを抜き出して何度も口ずさんで、付け足しの部品を頭の中にストックするのです。

to London や on business ,・・・, listening to tne musicだけを繰り返し口ずさんでみましょう。

現在分詞または過去分詞ではじまるまとまりは、分詞構文と呼ばれますが、状態・様子をあらわす部品として、文末や文頭にちょこんと付け足すと思えば、簡単に感じられるのではないでしょうか。

分詞構文は、特別難しい構文ではなく、副詞の使い方を応用したものにすぎません。分詞を進行形や受動態から解放して、シンプルに状態や様子をあらわすものだと認識を変えれば、便利でスマートに使えるのです。


<英語のしっぽのつかみ方⑩>分詞構文は、副詞の応用。付け足しの部品として頭にストックしよう。



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