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ちび龍、それから(2022/8/21)
もっとこう、生後1ヶ月とかさ、分かりやすい節目で記録すればいいのに。
という内なる自分ツッコミは聞こえなかったことにして、久しぶりのちび龍たちのお話です。
7月11日~12日に孵化したちびたちは、3匹とも無事に育っています。
そしてだいぶ個性がはっきりとしてきました。
《パフ》
孵化は手間取りましたが、1匹だけ先に卵から出てきたせいか、その分他の2匹よりも1日分成長が早いです。
なつっこくて、水槽に手を入れると必ず登ってきちゃう。
キミに用事じゃないんだよ~と言いながら、まあニヤけますよね。ね?
あのピョロピョロだった子が、よく食べてこんなにむっちむちに。
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《キルル》
しっぽでよく喋ります。くね..くね..くね..とゆっくりとくねらせたり、カサカサカサ!と高速で振ったり。
ここまでしっぽがよく動くのは、3匹中キルルだけです。
ごはんはちょっと苦戦中。
食が細いわけではないんですが、何ぶん食べるのが下手…というか、顎の力?嚥下力?が弱い。
くわえた餌をいつまでも飲み込めず、兄弟に横取りされるため、この子だけは餌を小さく小さく作って手の上で個別に給餌しています。
それでもすごい時間がかかって、他の子の半量を食べるだけで本人もヘトヘトに。
おかげで体も一番小さいけど、まあそのうち上手くなるさ。がんばろうな。
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《ハオ》
実は最初、この子はまずいかなー…と思っていました。
生まれつきしっぽの骨が曲がっているのは関係あるのかないのか…、しばらくの間、排泄がうまくいっていなかったんですね。
おしりからフンを切り離せず引きずって歩いているので、ピンセットでつまんで出してやらないといけなかったんです。
昔保護したセキセイインコが排泄器官の奇形で、ヒナの頃同じようにおしりにフンをいっぱい付けていたのと重なります。
このセキセイちゃんもハオも成長してコツを掴むものなのか、排泄自体はうまくできるようになりましたが、セキセイちゃんは短命でした。
しかしハオは食欲は3匹中誰よりも旺盛で、おかげで体格はパフに並ぶ勢いです。
そして一番やんちゃ(笑)。
このまま折り合いをつけながら成長してくれたらいいな。
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と、何かしらあるにはあるけど、皆それぞれに脱皮もし、おおむね順調に来たと言っていいんじゃないかと。
僕の小さな生き物たちとの暮らし方は、飼育のマニュアルとして確立しているものではありません。
その生物の生態に関する知識と、ここまで生き物たちと接してきた経験の中から感覚でピックアップし組み立てているものなので、いつでもライヴ感満載。
ただ、その生き物たちが気持ち良さそうに暮らしていればそれが何よりの正解だと思っているので、目の前にいる子たちが感じている快・不快を確実に感じ取れるセンサーをしっかりと磨いておこうと思います。
人間が与えた環境にこの子たちを生かすのではなく、この子たちに教えてもらいながら環境を整えていきたいのです。
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