M-1の出場条件が愛に溢れてる

おはようございます!
昨日は「諦めることはネガティブじゃないよね」というような話を書きました。書きながら思い出したことがあったので、今日は昨日の話に少し関連する、M-1の話を書いてみようと思います!

M-1とは、、

今や知らない人の方が多いかもしれませんが簡単に説明すると、島田紳助さんが立ち上げた1年に1回おもしろい漫才師を決める大会のことです。
今では決勝に出ると名前が売れて、優勝すると無名だった人でもスターになるチャンスが得られるという、芸人がまず目指す大きな大会のひとつです。
M-1に出場するには条件があって、

・プロ、アマチュア問はない
・結成15年以内(2001~2010年までは10年以内だった)

なのですが特に2つ目の、
・結成15年以内
が、紳助さんのお笑いや芸人へ深いの愛情だなぁと思っていて、
それについて書いてみます。

お笑いの世界には定年がない


会社員と違って、お笑いの世界には定年がありません。需要がある限り続けられるし、65歳を越えても現役でい続けられます。これは世間的に売れているとか売れていないとか関係なくです。10年以上日の目を浴びれなかった人でも、いつか誰かの目に留まり、一気にスターになることもありますし、デビューからすぐに売れることもあります。芸人の実力はもちろん必要ですが、実力があるだけで売れるとは限りません。実力があったとしても時代に合っていなかったり、タイミングや運が合わないと売れることはありません。

つまり、辞め時がないのです。何年も頑張っていても日の目をなかなか浴びれず、でもいつかは自分も売れるときが来ると思うと、やっぱり諦めきれません。
実力はあるのにお客さんから支持されていなくても、芸人仲間から「おもしろい」と言われると、いつの日かは、、と思いお笑いを続けます。
売れない日が続くと、このままお笑いを続けていても大丈夫なのだろうかと不安を抱きながら過ごして、40-50代になってもまだ売れず、そのときには転職することも難しいなんて人もたくさんいます。
それで人生を後悔するのはどうなのだろうかと。そう思ってM-1の条件にあるのが結成15年の制限なのです。

今年のM-1を死ぬ思いで挑んで、これでダメだったら引退しよう。とお笑いの世界を諦めて違う世界へ進むための条件でした。

もっというと、芸人として世に出るためにできたM-1ではなく、
芸人を諦めるためにできたM-1でした。

お笑いを引退した人が起業して成功している人もたくさんいます。お笑い以外のところで才能が開花することもたくさんあります。お笑いで売れるのはほんの一握り。お笑いの世界で売れなくても、お笑いに真摯に向かい合って来た人は他の世界で才能が開花するかもしれない。
人を笑顔にするのはお笑いだけじゃない。

全芸人の人生を想ってのルールだなぁと、
これを知ったときは胸が熱くなりました。
芸人ではないけど(笑)

というわけで、今日はお笑いの話を書いてみました!出勤中のバスの中で一気に書きました(笑)

ではまた!

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