体調不良と罪悪感

息子が夏風邪をひいて、私もそれをもらったらしくふたりで微熱や鼻づまりを感じて耳鼻咽喉科に行った。
夏休みが明けてすぐのことで、やっと学校に行ってくれて自分の時間が気兼ねなく持てると内心期待していたぶんもあるのか、なんとなくいつもより疲労感が強かった。精神科以外に病院に行ったのが半年以上ぶりでとても緊張した。
子どもを連れていくのは全然構わないのだけど、自分自身が受診するととても罪悪感をおぼえてしまう。
自宅で寝込んでいるのもだめだ。

なぜなんだろう、と思ってある可能性に思い当たった。
ひとつは前の仕事がシフト制だったこと。
夫は有給があるし、休んだとしても人数が揃っていることが必ずしも必要ではないので仕事を代わってもらってもそれほど支障はない。
対して私はシフトに穴をあけることになるので、ただでさえぎりぎりの人数で回している業務が立ちいかなくなる。代理の人を探してもらうにしろ、来れずに残りの人たちに穴埋めをお願いするにしろ、とても迷惑をかけてしまう。
加えて夫が給料が少ないと愚痴愚痴責めてくるのがわかっているので、とても憂鬱になった。
義母に預かってもらえることもあったが、その際も急にお願いすることになるのでとても申し訳なく思いながらのことだった。
義母は義弟嫁さんが甥の体調不良時に義母に毎回丸投げするのをよく思っておらず、そのことを私に愚痴っていたのも罪悪感に拍車をかけた。
病院代を夫に催促するのもとても辛かった。

もうひとつは、私の体調が悪くても滅多なことでは家事を休ませてもらえなかったこと。
もともと喘息もちだったし、平熱も36℃を下回るのでちょっと熱が出ただけでもしんどいし、だいたいの感染ルートは夫→子ども→私なので夫が元気になった頃には子どもの看病に明け暮れ、その疲れと風邪で辛くても仕事に行き、帰ってからは家事をしなくてはならない。
入院しようものなら「俺が育児とお前の面会と家事と仕事でどれだけ大変なのかわかっているのか」「やってやっているのに感謝が足りない」と言われる。
家で具合悪そうにしていると息子が「大丈夫?」と心配してくれることだけが嬉しかった。
職場の人も「無理しないでね」と気にかけてくれて、しゃべったり走らなくてはいけないレジ業務を代わってくれたりした。
そのたびに「自分はなんて周りに迷惑をかけてしまう存在なんだろう」と自分を責めた。

今はもうその必要はないとわかっていても、心がついていかない。


#罪悪感 #モラハラ #DV

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