建築豆知識『注文住宅の知っておきたい商品知識』 無垢材について

無垢材の強さについて

同じ重さの鉄と木材に比べると、木材の方が強いです。
重さあたりの圧縮強度はコンクリートの9.5倍、引っ張り強さは鉄の4.4倍です。

火災時の強さについて

万が一火災が起きた際は、ある程度の厚さ・太さのある木材は、燃えると表面に『炭化層』ができ、木材内部の温度上昇を抑え、熱分解で生じる可燃ガスの発生を防止します。火が全体にまわるのを遅らせることで、燃えて崩れるまでの時間が長いのです。
鉄やアルミニウムは加熱後5分程度で強さがほとんどなくなります。一方、木材は15分経過後も60%の強さを維持しています。さらに鉄やアルミニウムなどの金属材料は高温になると強度を低下し、曲がっていくのに対し、木材の強度低下は極めてゆるやか。

含水率と強さについて

圧縮・引っ張り・曲げなどに対する強度は約200年~300年をかけ、伐採時の1.3倍になるといわれています。その後の強さはゆるやかに低下しますが、元の強さに戻るのははるか1000年後。
その中でも桧だけがずば抜けています。


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