建築豆知識『注文住宅の知っておきたい品質基準』 木工事③

根太・床合板

根太の材種・寸法

会社によって材種・寸法が異なり、無垢材や集成材を使用しています。
材種・寸法については仕様書に記載されています。
基本的には、根太寸法は45×45㎜以上となります。

注意事項
〇根太の間隔は、モジュールの1/3以下とする
〇床梁に直行する根太は、根太落とし込みはN75釘で1本(脳天打ち)以上で固定、根太転ばしの場合はN75釘以上で1本+N90以上で1本で固定することが望ましい。

床合板(剛性床工法)の材種と寸法

JASに適合する構造用合板24㎜以上の物を使用する。

床合板(剛性床工法)の張り付け方法

胴差、梁、横架材に直接張り付け、長手方向は梁に対して直角方向とする。原則千鳥張りにすることが望ましい。
留め付け方は4周釘打ちと川の字釘打ちがあります。

注意事項
〇床合板は梁に30㎜以上重ねる
〇N75釘を使用し150㎜以下の間隔で釘打ちをし固定する
〇釘のめり込みが大きすぎると耐力がでないため注意する。

開口補強

〇欠損補強
柱により欠損した部分は、柱面より30㎜以内に移動して打設する。(欠損した打設本数を揃える。)
〇設備開口
最大寸法は100㎜×100㎜以下、又はΦ150㎜以下とする。
〇床下点検口
床下点検口周囲は30×90㎜下地補強する。


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