作りたがりからの脱却と最初の一歩
手を動かしてると安心します。
これ作って!って言われて作業に没頭すると集中できます。
出来上がったものはテストも書いてあるしバグもないぞ
俺は完璧な仕事をした・・・! 🤔
脊髄反射
まず最初に、
何作るんだっけ?(作らないといけないんだっけ)
って考えた時点でやや黄色信号です
要求は理解した。要件も整理した。これを実現するために◯◯を作るぞ!
→タスク:◯◯の作成:納期XXX
いや、ちょっと待て
それが機能している場面もあると思いますが、大抵はうまくいかない原因でもあると思います。
なんとなくは気づいているが
みんな本当は分かってるんです。
心の片隅には「これ使うのかな」「意味あるのかな」「後でもよくね?」・・ってのが潜んでいる
ところが、エンジニアが屈せざるを得ない最強パラメータ「納期」
どういうわけか期限と共にやることが降ってくるという雨霰。
ええいままよと目の前のタスクをやっつけるターンに突入していくわけですが、アンドンを引くもなにも紐がない状態。
いつでも立ち返る場所を用意する
チームは、何かあったらいつでも立ち止まれるし、向くべき方向を見失わないように羅針盤、コンパス、あるいは月を定めましょう。
外圧に負けない。(あるはマネージャーに戦わせる)
正しいものを正しくつくりたいと考えるなら、道に迷わないように(自律して行動できるように)準備をしておこう。
で、俺たち何のためにここに集まったんだっけ??
最初に考えるべきは
なぜ作るのか?
誰の何を解決するのかがはっきりしないものは要注意です。
時には政治的圧力もあるので、一部受け入れざるを得ないものはあります。そういうのは割り切って対応するのが吉ですが、全部そうならないように、、
バックログにはタスクしかなかった
要求から落とし込むと、言われた機能を作るところにしか行きつかない
など、どうしてもやることベースになりがちです(仕方ない)
そこでちょっと踏みとどまって、
何を解決すれば、顧客の要求を満たせるのか?
に頭を回してみます。
ドリルと穴問題が典型ですが、
本当に求められていることは顧客も理解していないことが多いので、リサーチも重要ですし、最初に目的をはっきりさせることが重要です。
どうすりゃいいの
アイデアがなければまずは型にはめることから始めます。
最初の1歩が出たあとからが本当のスタート(ふりかえりができる)
インセプションデッキやプロジェクト憲章を作る
目的の明確化、やらないことを決める、など最初に決めるべきことが網羅されているので期待値を揃えやすいです。
作ればいいわけではないのですが、真似事でもいいのでやってみると気づきが出てくるので食わず嫌いせずに手をつけてみるのがおすすめです。
プロジェクトの途中でもやってみると色々気づきが出てきます。
最初の行動を観察してふりかえる
そこで何が起こったのか?(行動や経過)
次にどうすればいいかを考える(ふりかえり)
をセットにしておきましょう。
何もうまくいかないかもしれないですし、少しは良かったこともあると思います。
うまくいかないからよくなかった、失敗だったと思わずに結果ではなく経過もふりかえってみるのが良いです。(次の行動に繋がりやすい)
Issueを書く意識を持つ
やることを書く=タスクリスト からの脱却を試みます。
何を解決すべきかにフォーカスすることと、それはどうやったら解決したと言えるのか(ゴール)をセットで考える練習をしましょう。
その解決手段として、どうやるか、何するかというタスクが生まれます。
一人でもできることから始める
急に周りを巻き込むのは難しいと思うので、まず始めるのを優先。
周りがそれいいね!って気づくように自分の活動を見せていくのも手です。
割と不安になる
うまくいかない、やることは減らない、終わらない、、
そしてうまくいくかもわからないことを新しく始める。。
一人でやるのも大変なので、もう長いものに巻かれておこうってなるのはよくわかります。
でも、今までから変えようと思ったのならすでにチャンスは手にしている状態なので手放すのはもったいないです。
とにかく小さく早く、まずはやってみる。(よく言われる)
誰かを巻き込むという意味では、1on1でふりかえってもいいと思います。
気づきを得ることができれば自分の行動に意味が出てきます。
意味(価値)のある行動ができたことを認知することでその行動を継続できるようになっていきます。(1on1ならたくさん褒めてもらえるかもしれない)
不安は数をこなして減らしていきましょう。(きっと減るし一つが小さいので失敗したと思ってもダメージも最小)
動き出せば勝手に転がっていく
圧倒的不利、どうせやってもダメ、周りが賛同しない、、ネガティブな要素に目を向けたらきりがありません。
その時間を、どうやったらうまくいくかを考える時間に切り替えましょう。
一人で、チームで、組織で、最初の半歩を前に出すことさえできれば大きな改善につながっていきます。
動き出した現場を見たらマネージャーもきっと大喜びするでしょう。
全員が同じ目的に向いた時、熱量も発揮できる能力も最大化されます!大きな成果を出すチームに向かって、これまでをこれからに変えていきましょう