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癖とフィルターと味の話。

自分の気持ちに光を当てるのって、結構労力が必要なんだな~と大人になってから思うようになった。いや、子供のころもあまり口に出さないタイプで、溜め込んでは鍵のかかる部屋に閉じこもって静かに泣くタイプでしたけれども(苦笑)。
気持ちに向き合って正直になろうが、斜に構えて過ごそうが、見過ごそうがその先の対処だけは上手くなったんだよね。
それでも苦しい時は苦しいし、どうしようかなって指針が欲しくなる時はある。そんなときほど、占いを知っていた良かったな~と思うわけです。

こういう時は卜術。
サイコロをふって易で読んでも良いし、タロットカードでもインナーチャイルドカードでも良いと思う。一時期はカラーボトルを並べたこともあったかな。今の私は一番反映しやすいのがインナーチャイルドカードかもしれん。

毎月、天海玉紀先生の新月インナーチャイルドカード会に参加して、自分の気持ちと向き合う時間を作る。もちろん読みの練習も兼ねているので、言語化や出た目を自分宛でなくお客様に向かって読むとしたら?ということも学んではいるのだけれど。
読み会に参加することの最大の利点は、気持ちの確認と自分のリーディングの癖や、出た結果に対してのフィルターを知ることだろうか。

前者はそのまま。自分がこんな風に捉えているのか……ということが多々ある。そして自分では上手く読めずに同席の先生方に助けていただいてハートを射抜かれたりするわけです(今日もあった)。
そして後者。卜術は出た結果を言葉にして相手に伝えるもの。同じ結果が出たとしても占い師の数だけ言葉遣いや言い回しが異なるのだと思っている。
もちろん本来の意味から外れたリーディングはアウトだけれど、その占い師なりの言葉遣いや雰囲気などについては最早「味」なのではないかと思う。
特に資格の必要なものではないので「今日から占い師です」と名乗ってしまえば成立してしまう世界。お客様はその「味」部分で「この人が良いな」となるのだろうなと。

何においても相性はある。それで良いのだと思う。
何か気になるな、という人間の動物的な感は結構大事で外れない。

こんなことを思い綴りながら、自分にはどんな「味」があるかなと思いめぐらす4月の雨の夜である。

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