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爆発してしまった「きき酒選手権の誤採点」には日本という国家の構造的問題が在る


大荒れの様相を呈している「第42回全国きき酒選手権大会結果における訂正とお詫び」の件。
先ずフローとしては、大手新聞メディアの毎日新聞さんが「独自」として11月2日12時頃に初報をリリースしたようで、その後にYahoo!ニュースでは「いま読まれています」としてトップの一覧にも取り上げられるほどの閲覧数に14時頃なった模様(冒頭の画像の見出し)。

そこから一日さかのぼって11月1日には振り回されてしまった出場者さん達に運営側から連絡があったとの事。正に読んで字の如し悲喜交々があったのでしょうと察するに余りありますが、それらの心情を吐露したSNSなどが散見された事によって恐らく毎日新聞さんが「独自」に運営側へと取材して公けになったのでしょう。

それらを受けて、運営側の日本酒造組合中央会が11月2日に公式サイトにて冒頭の「お詫びと訂正」をリリースして、Facebookページでも11月2日14時頃に同様の内容の投稿をアップしました。



SNSを見ると、11月1日時点で運営側から出場者さんのうち、結果が順位降格になってしまった御仁は景品等の返却を求められたとの事でしたけども11月2日になってどの時点でかは不明ですが返却は取り止めになったとの事。これは非常にお粗末な後手後手の対応ですけども今回そこは核心ではありません。ただただ、御迷惑をかけてしまった関係各位にいち早くお詫びの対応をして欲しかったですし、11月3日現時点においても今後誠実な対応をしていって欲しいものです。。。可能であれば。

実は自分、今回のニュースを見聞きした瞬間「あぁ、ですよね」と思ってしまいました。そういう会場での空気感は自分が参加しました前年の2022年時点で既にありました故。そしてそれは非常に日本らしい、構造的なものでした。今更感があるコメントになってしまいますけども当時から周囲には漏らしてはいました。


三点を取り上げたいと思います。
①運営側はお偉方が多くて現場で汗かくプレイヤーがいない
②現場のスタッフがうわの空だったと思ったら恐らくは委託会社だった
③運営側の、この大会へのテンションがそもそも上がりづらいので高くない


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